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「調査ではなく捜査すべき」映画関係者、セウォル号惨事真相究明を要求


イ・ウンとシム・ジェミョン代表、俳優ムン・ソリ、オム・ジョンファ、ヨム・ヘランなど映画関係者252人が参加

原文

"조사 아닌 수사해야" 영화인들, 세월호 진상규명 촉구

http://star.ohmynews.com/NWS_Web/OhmyStar/at_pg_m.aspx?CNTN_CD=A0002695875

ソン•ハフン(doomeh)
20.11.23 17:46 最終更新20.11.23 22:17

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▲23日午後、大統領府前で開かれたセウォル号惨事真相究明要求映画人記者会見©︎イム・スンヘ提供


「今必要なのは『調査』ではなく『捜査』です。」

セウォル号惨事の関連者たちに対する公訴時効が6ヵ月後に迫った中、映画人たちが緊急の記者会見を開いて、文在寅政府が真相解明に積極的に乗り出すことを促した。 セウォル号惨事真相究明問題が遅々として進まない中、セウォル号生存者の大統領府前でのハンガーストライキが続く中、映画関係者が力になっている。

23日午後、大統領府の噴水前で行われた記者会見で、映画人たちは「2017年、文在寅政府が発足し、関連法の制定や乗り物などの発足で、真実が明らかになるものと期待したが、しかし、期待が再び崩れた」と嘆いた。

社会的惨事特別調査委員会(以下、社参委)の「調査」という婉曲的な方法では、国情院、検察、警察、機務司、海水部など政府の諸機関がどのような情報を持っているのか知ることすらできない状態で、資料収集そのものも不可能だったためだというのだ。

映画関係者たちは、政府が社参委の活動期間の延長、公訴時効の停止、司法警察管理権限の付与を骨子とした改正案が国会で処理される予定だから待てと言っているが、司法警察官の権限とは、検察の指揮どおりに調査できる権限にすぎないと指摘した。

「捜査」ではなく社参委の「調査」要求に、政府の強大な権力機関が今回は心を変え、自分たちのキャビネットを開くから待ってみろという漠然とした期待をもう一度持てということにすぎないという批判だった。

映画関係者らはまた、「延長された社参委の活動期間中、残っている証拠資料すら消えるのではないか、真相究明は永遠に不可能になるのではないかと手が震える」とし、「真相究明の責任のある政府も過去の決定が不十分だったことを認め、今からでも強力な手段を講じるべきだ」と促した。

さらに、「大統領の意志で'汎政府合同捜査団'を作った先例はいくらでもある」、「これは意志の問題でろうそく市民革命で誕生した文在寅政府が、自分の役割を直視するよう、心から切に再度要請する」と要請した。

公訴時効が近づくと、積極的に乗り出した映画界

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▲23日午後、大統領府前で開かれたセウォル号真相究明要求映画人記者会見©︎イム・スンヘ提供


同日、映画関係者らの記者会見は、2014年セウォル号特別法を求める市民らと共に、光化門広場でハンガーストライキを行った映画人行動の延長線だ。 朴槿恵政権当時、セウォル号問題について積極的に声を出した映画人らは、この過程でブラックリストに載って差別と排除などの政治的弾圧を受けたりもした。

6年という時間が過ぎたが真相は究明されず、公訴時効も目前であるにもかかわらず責任者処罰はまともに行われなかったため、映画界が再び積極的に乗り出したのだ。 映画界は今月19日から映画関係者に声明を回しながら署名を要請してきた。 短い時間だったにもかかわらず、多くの映画関係者がセウォル号惨事真相究明要求に賛同した。

この日の記者会見では映画人たちを代表して<ブラックマネー>製作者であるヤン・ギファン代表、アン・ビョンホ韓国映画産業労組委員長、ペ・ジャンス富川国際映画祭副執行委員長、イ・ミンヨン監督らが参加して映画界の意思を伝えた。

署名した映画関係者は、クォン・チルイン監督、シン・スウォン監督、ムン・ソリ、オム・ジョンファ、ヨム・ヘラン俳優、イ・ウン、シム・ジェミョン フィルム代表、イ・ジュンドン全州映画祭執行委員長、パク・グァンス ソウル国際女性映画祭執行委員長、シン・チョル富川映画祭執行委員長、チョン・サンジンDMZ国際ドキュメンタリー映画祭執行委員長、イ・アン春川映画祭執行委員長、キム・ヨンドク富川国際ファンタスティック映画祭プログラマー、チョン・チャンイル映画評論家など252人だ。


署名者リストは次の通りである。

カン・ゴンフ(映画社), カン・ギョンミン(映画社), カン・ドンホン(演出), カン・ミョンヒ(映画祭), カン・ミソン(写真家), カン・ミヒ(制作), カン・ソア(映画祭), カン・ワンギョン(制作), カン・ジヨン(制作), カン・ハングル(制作), コ・ギョンイル(シナリオ作家), コ・グァン•チェゴ(デザイナー), コン・ソンチョン(映画社), コン・スチャン(演出), クァク・ヨンジン(映画評論), ク・テジン(制作), クォン•ギョンウォン(演出), クォン•スギョン(スタッフ), クォン•スギョン(映画扮装), クォン•スンウォン(シナリオ作家), クォン•ヨンラク(制作), クォン•ヨンチェ(演出), クォン•チョニ(シナリオ作家), クォン•チリン(演出), キム•ギョンテ(映画社), キム•コヒョン(演出), キム•ギュンヒ(制作), キム•ギチョル(美術), キム•ドンギュン(スタッフ), キム•ドンイ(制作), キム•ミヨン(シナリオ作家), キム•ビョンイル(撮影), キム•ビョンチョン(撮影), キム•サンファ(映画祭), キム•ソンファ(俳優), キム•ソンモク(スタッフ), キム•ソヨン(制作), キム•スドク(音響), キム•シム(映画評論), キム•ヨンドク(映画祭), キム•ヨンシム(マーケティング), キム•ユシン(スタッフ), キム•ユミ(制作), キム•ウンジュ(スタッフ), キム•ウンチェ(シナリオ作家), キム•インソプ(演出, 制作), キム•イルクォン(制作), キム•チョンキョ(スタッフ), キム•チョンシク(演出), キム•チョンア(制作), キム•チョンホ(制作), キム•ジョンミン(映画祭), キム•チヨン(演出), キム•チャンス(演出, シナリオ作家), キム•チョル(スタッフ), キム•テヨン(衣装), キム•テヨン(制作, 演出), キム•テジュ(マーケティング), キム•テヒョン(制作), キム•テフン(スタッフ), キム•ハンスル(シナリオ作家), キム•ヒョクジュン(スタッフ), キム•ヒョナ(俳優), キム•ヒョンジ(映画社), キム•ヒョンテ(撮影), キム•ヒョンシプ(マーケティング), キム•ヘシン(スタッフ), キム•ヒチョル(演出), ナム•ムンチョル(演技), ナム•ジョンソク(芸術家), ナン・ヒソプ(独立映画), ノ•イルファン(制作), ノ•ジンウォン(俳優),ト•シヨン(美術), リュ•ヒョンス(映画社), ミョン•ジュニ(演出), モ•ウニョン(映画祭), ムン•ソク(映画祭), ムン•ソンジュン(独立映画), ムン•ソヒ(俳優), ムン•ジェヨン(演出), ミン•ビョンフン(演出), パク•グァンス(映画祭), パク•キムン(メディア), パク•ミョンス(映画社), パク•ボムフン(演出), パク•サンヒョン(映画スタッフ), パク•ソギョン(演出), パク•ソンジュ(演出), パク•ソングン(制作), パク•ヨジュ(映画社), パク•ヨンジュン(制作), パク•ヨンフン(演出), パク•ウンソ(スタッフ), パク•チョンボム(演出), パク•ジェオク(演出), パク•ジョンヒョン(制作者), パク•ジュン(制作), パク•ジオン(映画祭), パク•ジンス(俳優), パク•ジンヒョン(映画祭), パク•へヨン(シナリオ作家), パク•ホンミン(演出), パン•スンヒョク(映画社), パン•ジェホホ(演出), ペ•チャンス(映画製作), ペ•チョンミン(制作), ペク•マガン(演出), ペク•ソンスク(映画研究), ペク•スンウ(演出), ペク•ジェホ(演出), ソ•ミンギュン(俳優), ソ•サンムン(研究), ソ•ウシク(制作), ソ•ウンチョン•(映画社), ソク•ミチョ(翻訳),ソル•ギョング(俳優), ソン•ソヨン(俳優), ソン•チョンウ(シナリオ作家), ソン•ホンジョン(演出), ソン•ボユン(俳優), シン•チョル(制作), シン•ドンイル(演出), シン•ボギョン(美術), シン•ソンホ(マネジメント), シン•スウォン(監督), シン•ユギョン(マーケティング), シン•ジヨン(スタッフ), シム•ボギョン(制作), シム•ヨンシン(制作), シム•ユンファ(映画社), シム・ジェミョン(制作), シム•ヒョンソプ(シナリオ作家), アン•ビョンジン(映画団体), アン•ビョンホ(撮影), アン•チョンミン(演出), アン•ピルファン(映画社), ヤン•キファン(制作), ヤン•チュンゴン(制作), オム・ヨンフン(制作), オム・ジョンファ(俳優), ヨム•ヘラン(俳優), オ•ギョンファ(俳優), オ•スミ(制作), オ•ヨンア(映画教育), オ•チョンオク(撮影), ウ・グァンフン(演出), ウォン•スンファン(上映),ユ•ソヒ(映画祭), ユク•サンヒョ(演出), ユン•カヒョン(俳優), ユン•ギョンエ(映画社), ユン•ソルチ(演出), ユン•スマン(映画社), ユン•チュンモク(映画評論), イ•カンミン(演出), イ•グンソン(制作), イ•ドクシン(演出), イ•ドンユン(シナリオ作家), イ•ドンホ(制作), イ•ミンヨン(演出), イ•ビョンギ(演出), イ•ビョンウォン(制作), イ•サンギル(撮影), イ•サンウ(演出), イ•サンフン(マネジメント), イ•ソンヨン(映画団体), イ•スチョン(演出), イ•スンウォン(演出), イ•アン(映画評論), イ•ヨンチョン(編集), イ•ヨンミ(映画祭), イ•ヨンペ(アニメーション), イ•ウォンウ(演出), イ•ウン(制作), イ•ウンギョン(シナリオ作家), イ•ジェク(映画社), イ•ジェマン(映画社), イ•ジョンホ(制作), イ•ジュセン(制作), イ•ジュヨル(マネジメント), イ•ジュンドン(制作), イ•チウン(番組), イ•ジヘ(通訳), イ•ジンソク(制作), イ•チャンセ(映画教育), イ•チャンジュン(制作), イ•テグァン(制作), イ•テモク(制作), イ•テウォン(演出), イム•ソンチャン(演出), イム•スンレ(演出), イム•スンレ(映画評論), イム•スンミ(演出), イム•チョンハ(制作), イム•チョンヒャン(制作), イム•ヒジン(映画祭), チャン•ギュミ(俳優), チャン・ソン(俳優), チャンウンギョン(独立映画), チャン•チェスン(俳優), チャン•チョンスク(制作), チョン•ゲス(演出), チョン•ホソン(演出), チョン•ヤンムン(制作), チョン•チャンイル(映画評論), チョン•チャンゴル(番組), チョン•タダヨル(制作), チョンミ(映画祭), チョン•ビョンオク(制作), チョン•サンミン(制作), チョン•サンジン(映画祭), チョン•ソヌ(演出), チョン•セリン(音楽), チョン•シウォン(芸術家), チョン•ウォンホ(制作), チョン•ジヨン(演出), チョン•チオク(映画評論), チョン•テジン(制作), チョン•ファヨン(映画社), チョ•サンユン(撮影), チョ•ソンボン(ドキュメンタリー), チョ•ヤンイル(映画祭), チョ•ウニ(映画社), チョ•チョンチョン(制作), チョ•ジュンヒョン(制作),チュ•ソンホ(制作),チュヒ(映画配給), チェ•ナクヨン(芸術映画館), チェ•ソンユン(映画祭), チェ•ヨンス(撮影), チェ•ヨンペ(制作), チェ•ユン(制作), チェ•インギュ(演出), クレオハム(制作), ハ•ギホ(演出,シナリオ作家), ホ•ソンテ(シナリオ作家), ハ•ヒョンソン(映画上映), ハン•ウヨル(俳優), ハン•ヒョングン(シナリオ作家), ホ•サンリェ(制作), ヒョン•ボンシク(俳優), ホン•ソンウォン(映画製作), ホン•スチョン(制作), ホン•スンイル(俳優), ホン•シンギ(映画配給), ホン•テファ(映画行政), ファン・ヨンデ(映画社), ファン・インギュ(スタッフ), ファン・インヒ(スタッフ), ファン・チェガン(映画投資),ファン・チョルミン(演出) (以上、計252名)

*訳者注:「セウォル号」は船名であり、それだけでは分かりにくいため、遺家族や支援者が使っている「セウォル号惨事」を引用しました。

*トップ画像出典 京郷新聞 https://m.khan.co.kr/view.html?art_id=202011182156015

                                          (拙訳 Kitamura Megumi )

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