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三日で覚えるキリル文字

ypaaaaaaaaaaaaaa!
これの読み方を知っているだろうか?

ロシアを中心とした旧ソビエト圏で使われているアルファベットで、
キリル文字という。(由来はこれを作った人の名前)

千年ほど前にギリシア語を基に作られたもので、西欧で使われているラテン文字とは違った独特な読み方をするが、これがスラブ語には余程適している。というのはスラブ語圏のくせにラテン文字を使っているポーランド語を見ればわかる

いずれにしろロシア語を学ぶ上では避けては通れない、最初の関門だ。
今回はそれを三足跳びで覚える方法を紹介しよう。

https://www.youtube.com/watch?v=5c4P4-tgCnA

(1~2は上の動画に沿ってやる)

ロシア語のアルファベットを三つに分類する。

  1. ラテン文字と同じ形で、同じ発音のもの。

  2. ラテン文字と同じ形で、違う発音のもの。

  3. ギリシア数字と同じもの(たぶん数IIIで見た)

1. ラテン文字と同じ形で、同じ発音のもの(7字)

  • А(а)

  • Е(е)

  • О(о)

  • К(к)

  • М(м)

  • С(с)

  • Т(т)

()内は小文字表記だ。けれどロシア語では大文字からほとんど形が変わらない。
発音は基本的に後ろを伸ばしてA「アー」とかK「カー」と言う。
なのでKGBはロシア語でも同じ綴りだが、発音は「カーゲーベー」になる。

2. ラテン文字と同じ形で、違う発音のもの(5字)

  • В(в) → V

  • Н(н) → N

  • Р(р) → R 

  • У(у) → U

  • Х(х) → H

左がキリル、右がラテン文字への転写だ。
P=R、H=Nに至ってはもうギリシア語からの段階で何かを違えてる気がするが、B=V、X=Hなどはスペイン語にも見られる変化なのでそこまで不思議ではない。

3. ギリシア(語)数字と同じもの(5字)

  • Ф(ф) → F

  • Д(д) → D

  • П(п) → P

  • Л(л) → L

  • Г(г) → G

数学に強い人ならある程度の予測がつくのではないだろうか。
Фは仮面ライダーファイズの顔面そのままで、Fである。
Дはデルタフォースなどのデルタ。つまりD。
Пは円周率に出てくる”π”である。つまりP。
Лはラムダなので、L。
Гはガンマのことで、G。

合計21個。つまり33個のアルファベットのうち三分の二は覚えられたわけだ。
三つくらいは発音記号なのだから後は10個くらいしかないぞ。
これはもう覚えたくなったら覚えるくらいで良い。
とりあえずこの三項目を1日ずつ覚え、反復する。それを9日間繰り返す。

そしてロシア語でカチューシャを歌えるようになれば完璧だ。

https://www.youtube.com/watch?v=mtAqmVBbDX0

カラオケにも何故かアニソンとして登録されているから存分に歌ってほしい。
(ちなみにこれを歌う声優の一人は大学でロシア語専攻していたので、発音はそれなり。逆に日本人がやっているので真似しやすいかもしれない)
実際にこの二つの動画だけで読み方を覚えられたので、オススメである。


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