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理想論


「18/40 ~ふたりなら夢も恋も〜」1話を見て。

小さい頃からの夢がある。
大学行きも決まって歩き出そうとしてる18歳。
そんな時にやってきた妊娠。

仕事第一で走り続けてきた。
やっと結婚を考え始めたばかりの40歳。
そんな時告げられた妊娠の可能性。

そんな二人のお話。
(私は、40歳から18歳を見る。目線40→18。)


感想というか…世知辛いねーっていう愚痴。

18歳の彼女は、妊娠したのにどうして笑顔じゃないのかな。どうして言えないでいるのかな。

夢があることも、夢に向かって歩いてることも、妊娠したことも、全部全部尊いことなのに、どうして真っ直ぐ喜べないんだろう。

何かを得れば何かを捨てなきゃいけない…
だから、ってのもあるかな。

でも、子供を産む選択をしたことで18歳の彼女が捨てなきゃいけないものって何かな。

「今あるチャンス」かな。

夢、子供、チャンス…
人の手がなきゃ、夢なんて叶えられなくて、
人の手がなきゃ、子供なんて育てられなくて、
人がいなきゃ、チャンスもなくて…

迷惑かけなきゃ、図々しくならなきゃ、生き抜いてはいけないねこの世界。

諦められないよね。好きならね。

「夢も命も大事にしたい」なら、それが本音なら、どうして偏った結論を出すしかないみたいになるのかな。

辻褄合わせる作業は必要かもしれないけど、偏らず諦めずにいられる道は本当にないのかな。

あっても、それが出来ない世界かな。
「言えない」「言いにくい」「怖い」「迷惑かけたくない」とか…何じゃかんじゃエトセトラ

「理解されない」ことへの恐怖は大きいね。

不安も迷いもわがままも図々しさも、全部全部吐き出していいはずなのに。

ぶつけることはないけど、出してしまえばいい。

理想論から始まるんだと思うんだけどなぁ。
「理想論だ」って匙を投げる人が不思議。
それこそ「理想論で終わる」のに不思議。

匙投げたら叶わないよ。
叶うのは匙を投げなかったからだよね。

母子は、たくさんの大人達に助けられながら過ごしてほしいという理想論。

18歳の夢見る妊婦の彼女。
どうか、素直にわがままに図々しくなって、周りの大人達の手を借りてたくましくあってほしいと願う。

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