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幸せ(Well-being)には、「余白力」が大切だ。

こんにちは、「多様な価値観のミックス」を大切にしている、なつみっくすです。

このnoteでは、日々の暮らしから気づいたことを書いていければと思っています。

今日は、「幸せ(Well-being)」に「余白力」が大切だ、について書いていきます!

そもそも「幸せ」ってなに?

「あなたは、いま幸せですか?」

と聞かれたら、なんと答えるでしょうか。

「あなたは、幸せになりたいですか?」

と聞かれたら、なんと答えるでしょうか。

最初の質問は、あるイベントで冒頭に問いかけられたことです。たしか、そのときに手をあげた人は3割くらいだったと思います。

2つ目の質問は、ほとんどの人が手をあげるのではと想像します。

ただ最近思うのは、「幸せになりたい」ということより、「幸せである」という状態をどれだけ味わえるかが大切だなと思います。

「幸せになりたい」と聞くと、外から分かりやすい成功(外のモノサシ)を求めてしまう傾向があります。

たとえば、

・お金持ちになる(年収2千万円とか)
・有名になる(フォロワー2万人とか)

こういう気持ちも否定はしないのですが、私が大切にしたいのは外のモノサシより、自分のモノサシ日々の暮らしのなかで見いだせる幸せ。そして、それが持続することが、最近よく聞く「Well-being(ウェルビーイング)」なのだと考えています。

Happyという気持ちが一時的なものだとすると、Well-beingは持続的なもの。

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Well-beingをざっくりまとめてみると、こちらの3つです。

・身体的・精神的・社会的に良好な状態
・持続的である
・主観的である

「ストレス」があること自体が問題ではなく、ストレスとうまく付き合うこと

昨日、「shiawase2021」という、幸せ(Well-being)を考えるシンポジウムがありました。

タル・ベン・シャハー博士(ハーバードの人生を変える授業:著者)がおっしゃっていたことをまとめると、

「余白力」が大切と感じました。

現代人の抱える大きな問題として「ストレス」があります。

コロナの影響で、外出ができないとか、ご自身の仕事に影響がでているとか、生活のリズムが大きく崩れてしまったとか、いろんなストレスが浮き彫りになっています。

ただし、筋肉を強くするために、ダンベルを上げ下げしてストレスをかけるのと同じように、私たちの心を強くするためには、むしろ適度なストレスは必要です。

筋肉も使わないと(ストレスをかけないと)衰えていくのと同じように、心もストレスをかけないと衰えていく。

ストレスがあること自体が問題なのではなく、ストレスとうまく付き合うことが、Well-beingの一歩になる。

そして、ストレスとうまく付き合うのに「余白力」が効くそうです。(※シャハー博士は「回復」という表現をされていましたが、「余白力」と解釈しました。)

筋肉を鍛えていく時に、ずっとダンベルを上げ下げしすぎていると、筋肉が疲れてきて、強くなりません。
筋肉を鍛えるときは、毎日トレーニングするのではなく、一定の「余白」をとって、筋肉を休ませる期間も必要。それがあるからこそ、より強くなります。

さっきのWell-beingの図は適当に描いたのですが、ハートとハートの間に「余白」があることに気づきます。

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たとえば、ミーティングとミーティングの合間が全く休み無しではなく、5分でも余白があると、その間に気持ちをリフレッシュできる。リモートワークが増えたので、この時間が大切だなと最近感じます。

インプットとアウトプットにも共通点があると思ってて、ずーっとインプットしているだけだと自分のものにならない。インプットとアウトプットを繰り返すための余白が必要と思います。

「余白力」を上げるには?

「余白」に「力」をつけて、「余白力」としたのは、これはスキルだなと思っているからです。

よく聞く言葉としてあるのが、

「時間がないから、できない」
「余裕がないから、できない」

これについては、「そうだよねー、分かる分かる」と思う一方、違うことも思います。

阪急電鉄をはじめとする阪急東宝グループの創業者である小林一三さんの名言をご紹介させてください。

「時間がないからと言う人は、時間があってもやらない人だ」

うーん、心が痛いけど、身にしみます。

「余白」も、意図的につくれるかどうかは、その人のスキル、「余白力」だなと思います。

シャハー博士は、小さい・中くらい・大きい余白のつくり方をご紹介されていました。

①小余白のつくりかた:
2時間ごとに15分の休憩をする。できなければ、30秒の深呼吸でもいい。

②中余白のつくりかた:
良い睡眠をとる。たとえ眠れなくても許す。横になっているだけでもいい。

③大余白のつくりかた:
休暇を取る 1週間、2週間でもいい。

取れたら取るじゃなくて、あらかじめ「天引き」しておくことがいいな、と思いました。

休みにしても、1年間のスケジュールであらかじめスケジュールを確保しておくと、「けっきょく休みを取れなかったー」とならないかなと。

よろしければ、「スキ」をしていただけると、泣いて喜びます!


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