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ひょっこりおじさんとサヨナラした。


今日、『ひょっこりおじさん』とサヨナラした事が本当に本当に寂しくてどうにもならなくなったのでこのnoteを書きます。



ひょっこりおじさんとの出会いは自宅前で水道管工事が始まった8月初旬。
水道管工事の方々は毎日毎日8時〜18時ぐらいまでどんなに暑い日でも作業していた。


通る際は必ず挨拶していたけれど、お話をする事もなく8月中旬に。
ある日、私が帰宅した際に工事中の穴から急にひょっこりとおじさん(作業員さん)が現れめちゃくちゃびっくりした。(それで『ひょっこりおじさん』)

ひょっこりおじさんは
『ごめんね〜😂』とケラケラ笑っていた。
何となくその流れで軽くお話した。

それからは会う度に色々お話をしたり、冷たい麦茶を持っていって一緒にお茶タイム取ったり…。
ひょっこりおじさんを含め、作業なさってる方全員が明るく優しい方々。
出かける際や帰宅の際に必ず声をかけてくださってものすごく温かさを感じて、いつのまにかひょっこりおじさんに会う事が楽しみになっていた。

ひょっこりおじさんに出逢って、改めて世の中のあらゆる職業の方々に感謝するキッカケになった。
私が知らないだけで、私の生活や安全を守ってくれている方ががたくさんいる。
私が涼しいお部屋の中でお昼寝してる間も炎天下の中ひたすらに頑張ってくれてる方がいて、その方たちのおかげで暮らせている。

毎日意識せずに当たり前のように生活している自分が情けなくなった。
日常に感謝をしているつもりだったけど、感謝の視野が狭い自分に気づいた。

自宅から近くのコンビニまでのたった100メートルの中でもほんっっっっっとうにたくさんの方たちが頑張ってくださったおかげで綺麗に安全に保たれていて。

(今回はインフラストラクチャーの職業に焦点をあててるけど)
平らな道を歩ける事も、車が事故にならず走れる事も、蛇口をひねれば当たり前のように水が出る事も、スイッチを押せば電気が点く事も、ゴミをゴミ置き場に出すだけでいい事も、家が安全である事も、そしてそれら全てが『当たり前』と化している事も。
言い出したらキリがないほどたくさんの努力に包まれて生活できている事に改めて気づく事ができた。

ひょっこりおじさんとお話する中で『どうしてこのお仕事選んだんですか??』って伺ったことがある。ひょっこりおじさんは『ん〜…なりたいと思ってなったわけじゃないから特に理由はないけど、今は人の役に立ててるから嬉しいよ』とおっしゃっていて素敵すぎて失神するかと思った。
見えない誰かを想ってお仕事するって泣けるほど素敵、、、。改めてひょっこりおじさんが大好きになった。


だけど今日18時半に帰宅したら、ひょっこりおじさんが現場にいた。なんでまだいるんだ??と思ったら『あ!おかえり〜。今日で作業終わりなんだ〜。それを伝えたくて。ありがとね〜。』と声をかけられ、なんとも言えない気持ちになった。
そして、私に伝える為にわざわざ残ってくださっていた事にも泣きそうになった、、、、


考えなくても分かることだけど、工事でいらっしゃってるわけだから工事が終わればもう会えない。でも、なぜか会えなくなるなんてそんな事考えてなかった。
もう明日から会えないのか、、、と思うと本当に本当に寂しかった。

白いヘルメットに淡いグレーの作業着、黄色い反射版ベストを着て、日焼けした肌に真っ白い歯でケラケラ笑うひょっこりおじさんにもう会えない事が自分でもなかなか受け入れられない、、、

本当にたくさんの事をお話して、たくさんの事を気付かせてくれたひょっこりおじさんに『ありがとうございました』って5万回ぐらい言った🙄

走る時やたらガタガタいう泥だらけの白いトラックで帰るひょっこりおじさんを見送って、私は自宅に戻った。

ひょっこりおじさんのおかげで明日からもっと視野を広げて感謝をして生きていこうと思えたし、ひょっこりおじさんにいつか会えるの楽しみに私も頑張ろうと思えた。

未練たらたらや、、、
寂しい、、、、

(文章力なくて読みづらかったとは思いますが最後まで読んでくださりありがとうございました!!)

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