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ダルちゃん

先日先輩に 面白い漫画があってねー って借りた本、ダルちゃん。

当時花椿の連載を読んでいて、あ!これわたし大好きでした!って言って今度は単行本で読んだ。

調べたら、連載していた頃は2017年でそんなに時が経っていたことにびっくりした。

ダルちゃんが、社会に溶け込もうと必死にシャキッとして。
その中で出会っていく、ダルちゃんを認めてくれる人と同じようなひとたち。

詩に出逢って、変わっていくダルちゃん。
書きたくなる、ダルちゃん。

表現するというのは、自分と、自分の周りにいる他者も自分として発信していくことになるとわたしは思うが、その他者がそれを受け入れてくれなければ、その芸術は終わる。
だけど、自分を曝け出すのが恥ずかしくて死にたくなるのもわかるし、曝け出すくらいなら隠して上手く溶け込んで生きた方が楽だしでもそれは自分ではなくて、もし曝け出した時に誰にも認めてもらえず拒否されるだけで終わることが怖い。
それを超えて自分を曝け出して生きていくとゆうことを選んだのはとても尊いことで、その人にとっても、生きやすくなったんじゃないかなとわたしは思う。

これはネタバレになるのあれなんですが、
わたしは、途中でダルちゃんが入賞する詩の、ありのままの自分を出している感じが好きだし、特に最後にある言葉がとっても好きだ。



あなたを幸せにするなんて
自分にそれができるかもって
傲慢だった

私にできることは
自分を幸せにする
それだけなの

私を幸せにするのは
私しかいないの


私を幸せにするのは私しかいない
とゆうことは逆もあって、
私を不幸にするのは私しかいないのだ

普通の人なんていない。
存在しないまぼろしを幸福の鍵だなんて思ってはいけないよ。

幻も幸福も全部自分で作る。

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自分で自分を抱きしめることができる

それが

希望でなくてなんだろう




そこに気付けたダルちゃんは絶対これから幸せになれると思う。きっと。
だって、わたしがそうだから。



このタイミングで、この本にまた出会えた事に感謝します。

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