ドリカムのテーマ

運転中にいきなり「眼鏡越しの空」が頭の中を流れ始めたので、目的地に着くまでその歌詞をなぞりながら（全部覚えてた！）あれこれ思い巡らした。
憧れを「憧れる」ではなく、もっと間接的にポエミ〜に言えないものかな、とか。
「図書館で借りた」写真集の「カードに（略）あなたの名前がある」って、今の若い人には意味不明やろな、とか。

当時、面白かったのは「短い髪、シャンとした後ろ姿」の「あなた」が男子か、女子か、で級友がみんな違うイメージを持っていたこと。
私はもう絶対に女子。
美和ちゃんが歌っているゆえにどうしても「わたし」をシス女性だと思ってしまうせいもある。

他にも芋づる式にドリカムまわりのことを思い出していたのだが、ひとつだけ、たまたま聞いた日曜の中村正人のFM番組で印象的だったことを書いておきたい。たぶん30年近く前。

その日、美和ちゃんもゲストで来ていて、出だし当てクイズだったか、ちょっとオタクっぽい、のめるような話し方の男性リスナー「XXやん」からの電話がとられた。
その彼が、やりとりの中で「ドリカムのテーマは愛ですから」と言った。
言ってやろうじゃないか、みたいにイキったのではなく、本当に何気なく、全然別の話の流れで当然の事実とばかりに言ったのだ。
だが、それを聞いた美和ちゃんは本気で感激したようで「XXやん、ありがとう」と繰り返していた。
実際そのとおりなんだけど言語化したことなかったなー！みたいな美和ちゃんの驚きが感じられた。

ドリカムのライブ体験はもう10年以上前、ダウンタウンディズニーのライブハウスのだけ。
スクリーンよりも実物の美和ちゃんのほうが大きい、という超恵まれた会場だったが、米粒大にしか見えなくてもいいから移動遊園地にぜひ行ってみたい。あ、今年か、無理〜。4年後〜。

The Swinging Star