壁に囲まれた世界について(メモ)

自分だけの世界に閉じこもりたい。このリアル世界との関係を断ちたい。
彼女がそうやって、自分だけの世界に閉じこもったとして、
その世界へ行くことはできるのか。
自分が思い描いている、彼女の世界は、結局は自分が想像している世界でしかない。
だから現実的にはそれは無理なのだが、小説なら可能。
そもそも小説という仕組みが、自分だけで作った世界に人を入れることでもある。
作者はほとんどその世界の中で暮らしてきたので、現実の世界は幻のようなものなのかもしれない。
自分もそうやって、現実世界との関係を絶ってしまおうか。
そこには時間というものがないので、自分に残された時間や、老いを考える必要もない。
自分がここにいても、誰かを傷つけているだけのような気もするしな。
よく考えると、そこをメタバース的に考えるなら、他人との行き来も可能なのか。
SNSでもできるかもしれない。
その反面、やっぱり実際にそれをやると、力が抜けて何もできず、そのまま死んでしまうような気もする。
やっぱりリアルな関係は必要なのか。そうでもないのか。人によるのか。
妄想の中で、死んだ人や有名人と話していることはよくある。
それで何かが変わっていくこともある。

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