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Off Topic #227 ファストフードのモノカルチャー化

こんにちは。
このnoteはポッドキャスト番組 Off Topic の各エピソードを個人的にまとめているmemofleetが書いてます。

今回は Off Topic #227 ファストフードのモノカルチャー化 について。
ポッドキャストはこちらです。



ファストフードのモノカルチャー化

Off Topic #227 ファストフードのモノカルチャー化
Off Topic #227 ファストフードのモノカルチャー化

感想

お祭りとセレンディピティ

近所の公園で町内会が主催するお祭りがあると、同じ小学校に通っていた地元の中高生が集まって近況を語る場になります。LINEなどで前もってお祭りの情報を知っているやつ、約束するでもなく偶然来るやつ、連絡した筈なのになかなか来ないやつもいて、いつもの公園がその夜だけ限定的な空間に変わります。
お祭りはポップアップストアのように期間限定で、非日常で、偶然の出会いがある、体験価値の高いオフラインイベントだと思います。町内会というコミュニティマスターがユーザーを活性化させるためにフランクフルトを焼いたりサイダーを冷やしたりして、それが友達のお父さんだったりお母さんだったりするのも面白いです。そして翌朝、なんでもないいつもの公園に戻ってしまう儚さもまた良いのではないかと思います。

駅前の風景のモノカルチャー化

僕が住んでいる地域には私鉄が走っています。
昔は地面の高さで走っていた電車が、ある頃から高架に変わり、平屋建てだった駅舎もリニューアル、中空に作られた中央改札から南北に階段を下ろして立体構造にするという工事が沿線の駅ごとに行われました。これにより踏切の数がかなり減って利便性が向上した反面、駅前の風景が変わりました。
各駅が2階建てになったことで高架下に飲食店などが設置されたのですが、沿線のグループ会社による画一化されたショップが並び、結果的にどの駅前も均一な景観に塗り直された印象です。住みやすくなる側面もあるので一概には言えませんが、人々が駅前に求めるものを集約的に配置したことでモノカルチャー化したようです。

郊外へ

ひとつの地域の中で考えると、駅前というのは人の流れも多く、お店や駐輪場やバス乗り場など求められる機能も決まってくるし、土地代も高いのでどの駅でもマス向けの店舗・サービスに集約される傾向があると思います。パワーローのグラフでいうと一番高いところですね。
逆に駅から離れたところにあれっと思うようなイイ感じのお店があるイメージで展開していたサードウェーブコーヒーもSNSにより均質化しているようなので、もう駅前ポジション (マス向け) になったのだと思います。
そうなると情報価値と同じく希少性が必要で、検索エンジンにもレコメンドエンジンにも見つからない場所がいま、価値が高いのかもしれません。

以上になります。
お読みいただきありがとうございました。


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