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詩集 死に向かう二十歳のうた

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自分の死の供養のため
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#日記

詩 『死に向かう二十歳のうた』 8

眠る。 死に近づく。 飛行機の中で眠る。 空の上。 天使が見える。 このまま私も一緒に空を泳ぎたい。 柔らかな浮遊感に弄ばれて。 目覚める。 狭い飛行機の座席。 私はそこへは行けないのね。 死はさぞ気持ちいいのだろう。 その時に備えて 私は毎日眠って練習をする。 2024/06/26