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企画者の思考法

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企画者の心得、企画の作法、企画者のマネジメントなどの記事を整理
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#プロジェクト

企画書の書き方

「企画書」とは何かを行うときや作るときに、自分の考えた内容を、実行に移すための具体的な計画を記載した書類のことを言います。1つのプロジェクトを行うには、たくさん準備をしなければなりません。 身近な例を挙げて「飲み会」を開くとしましょう。そのためには参加者、開催場所、開催時間、予算、会費、所要時間などを決めなければなりません。これらの具体的な内容を決めることを「企画」と言い、それを書面にしたものが「企画書」となります。 5つの心構え・基本は自分の作りたいものの形が相手に伝わ

KPIツリーで全体を俯瞰しながら企画を考え、影響度と実行可能性の2軸で企画を絞り込む

どの企画が筋がいいのか?可能性が高いのか?を考えるのは難しい。そこで私が行っている思考ステップを紹介したい。 簡単に言うと ■思考STEP1 KPIツリーで全体を俯瞰しながら企画を考える。 ■思考ステップ2 影響度と実行可能性の2軸で企画を絞り込む。 1-1 KPIツリーとは何か?KPIツリーとは簡単にいうと ・KGI=Key Goal Indicator(重要目標達成指標) ・KPI=Key Performance Indicator(重要業績評価指標) この2つで構成

企画で数字を作る意味とそれを実現するときに必要なこと

プロジェクトを進めるときに用意する企画書。その中には目標とする指標と数値を入れる。特にビジネスの企画書には必須だ。「数字は、何となく決めるモノではない。事業にどう繋がっているのか?」を考えることがとても大事。しかし案外それができない。 そこでまず考えたいのが事業の何処に影響するのか?(どこの数値を狙うのか?)という視点、KPIツリーで考える。 KPIツリーとは簡単にいうと ・KGI=Key Goal Indicator(重要目標達成指標) ・KPI=Key Perform

アイデアや理想を語れば皆が動くと思っている人々

twitterで以下のつぶやきが目に留まった。 勘違いの典型は、単にアイデアを出すだけの人や理想を語るだけの人。それは誰でもできることで、困難なのは皆を説得し変革に導いていくこと。勘違いしている人はアイデアや理想を語さえすれば皆が動くと思っている。 この思考の人は昔からちょくちょく見かけるタイプだ。「アイデアや理想を語れば皆が動くと思っている人々」プロジェクトの中にいるとやっかいなことも多い。 そもそも「アイデアや理想」だけでは「企画」もつくれないけどね。 何かを成し

【教えたメモ】”企画の作り方”の話をしたときの大体の流れ

個人的に社外の人の、いろいろな相談を受けることが増えてきています。「リーダー育成」「新規事業のアイデア出しのディスカッション相手」「企画の作り方」など。 で、最近やった「企画の作り方」についての相談で、私が何を話したか?(雑談したか?)を今後の自分参考のためにメモとして書いておこう。 今回の相談相手はこんなイメージ ・これまで企画書らしい企画書を作った事がない。(と言っていた) ・いわゆるバックオフィス系。 ・マネジメント経験は豊富で基本スペックは高い。(地頭良い)

企画が通らないときに考えて欲しい7+1のポイント|プランナーのマネジメント02

企画が通らない時に自分で考えてほしい事。 自分視点で考える。 なぜこの企画が通らないのか?① 何を解決するのか?という課題設定が正しかったか? ② どこか足りない部分はあったか? ③ 足りない部分が合った場合は、なぜそうなったのか?(時間不足?思慮不足?) ④ 足りない部分を改善すれば通るものなのか? ⑤ 決済者が理解できる内容にしていたか?(言葉とか市場とか) ⑥ そもそも企画書なのか? 他人視点で考える。 なぜこの企画が通らないのか?⑦ 決済者(マネージャー

デザイナーがビジネスアイデアを伝えるときに気をつけて欲しい5つのこと|プロジェクトにまつわる色々なリスト04

外部の方と会話した内容をまとめたもの。私も過去5年位フリーランスでWEBとか3DCG、店舗のサインなどデザイナーを生業としていたので、過去の自分を振り返ると”すいません”な気持ちになります。(ほんの少しだけど。) 1.難しい言葉、カタカナ言葉をやめる。 2.開発でできることを理解する。 3.ビジネスを理解をする。または理解しようとする心構えがある。 4.アーティスト的な発言は控える。 5.デザインを説明できるようにする。

頭から順番に考える企画書の作り方|企画の構成要素02

2019年4月17日に大幅追記アップデートしました。過去のものはこちら ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 企画書の書き方シリーズ 1章から順番に書いていく書き方です。 WEBのサービスあたりを想定して整理しています。 5つの心構え・基本は自分の作りたいものの形が相手に伝わるように書ければよい。 ・大事なのは自分の言いたいことが、(企画書を通して)「ちゃんと相手に伝わる事」 ・企画書とは企画書を通して「ちゃんと相手に伝わる事」 ・企画書が自分の手元を離れても相手に伝わること。 ・言葉

アイデア出しのテンプレートはない、とりあえず「オズボーンのチェックリスト」でも見てて|プロジェクトにまつわる色々なリスト01

アイデア出しのテンプレート的なものないですか?と聞かれることが多いです。「無いよ!」とは言うのですが(心の中で言うこともありますが)とりあえず、古典的なものを紹介しています。 *** オズボーンのチェックリスト・他に使い道はないか?( Put to other uses 転用 ) ・他に何かこのようなものはあるのか?何か真似できないか?( Adapt 応用 ) ・色、形、匂い、など何かを修正したらどうなるのか?( Modify 変更 ) ・大きくしてみたらどうか?( Ma