お子様ランチみたいな生活

 1年間仕事を辞めて、のんびりと種まきしていたら、ちゃんと芽が出て来ました。ど~んと大木ではなくて、小さな芽が、あちこちに、ちょこちょこと。出来る限り全部、水をあげて、育ててみたいと思っています。

 ふと、「お子様ランチ」が目に浮かびました。それまでの私は、仕事に向きあう時、「高級一品料理」を作り上げることしか考えていなかったのですが、「お子様ランチ」を作って、わくわくする、そんな感じでどうよ。と思ったのです。

 「ごはん」は、幼稚園の仕事。保育補助だけれど、お金をもらって、少額ですが税金を払うことも出来るはずです。メインディッシュの「ハンバーグ」は、ロボットの仕事。子どもたちとロボットで遊びながら、物を創ったり考えたりする楽しさを味わえる場をつくります。「デザート」は、児童館での親子あそびのボランティア。「おまけのおもちゃ」は、保育雑誌の執筆仕事。「ハンバーグのつけあわせ」に、町内会の仕事。たくさんの小さな仕事が合わさって、私の「仕事」になります。

 色とりどりに、いろんなものを1枚のお皿にのせて、食べてくれる人がわくわくする、そんな仕事の仕方をしたら、自分も楽しいかな、って思ったのです。

 私がやりたい仕事は、子ども(も、子どもに関わる大人も)が、おもしろがって、笑顔になって、わたしも一緒にわくわくすること。

 お皿をぴかぴかに磨いて、色とりどりの、見たらわくわくするような、「お子様ランチ」を夢みながら、4月を待ちたいと思います。

 みなさんにも、「わくわく」と「笑顔」が、たくさん見つかりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?