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能力を若さで片付けるな

社会人になった当初から、違和感を感じていることがある。
それは、仕事の出来を褒める言葉として“若さ”が使われるのは何故か、ということ。

振られた仕事の処理スピードや、飲み込みの早さを評価してもらえる時、しばしば“若いから”という枕詞がくっ付いてくる。
“やっぱり若いから、早いよね” “流石、若いと違うね~”
どんな顔をしていいかわからなくなる。どう返すのが正解なんだよ、と思う。

別に、嫌味たらしく言われているわけではないし、評価していただけることは、勿論とても嬉しい。
ただ、“若いから”それが出来ているわけではない、と思っている。若かろうが歳を重ねようが、能力は人それぞれだ。偶々私がその部分に於いて長けていただけの話。
その枕詞が付くことで、その評価は突然私に向けられたものでは無くなってしまうような気がする。

実際、周りとは親子くらいの年齢差があるから、いやいや~とは言えない。逆に、ありがとうございますと言えば“若いから”を受け入れることになってしまう。
否定も肯定も出来ないまま、結局毎度どちらともつかない顔と声で何となくその場を済ませることになる。

“若さ”は誉め言葉に使いやすいのだろうか。
それに関しては、私が考えたところですぐにわかる事ではないけれど、自分が誰かを褒める時、そういう部分にも気を回せたらいいなぁ、と思っている。

もう一個、反応に困るシリーズがあるのだけれど、長たらしくなるので一旦終了。ちょっとした捻くれ話でした。つづく

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