アーカイブ1 -きっかけ-
日に日にワンマンライブが近づいてきている。
せっかくなのでこの辺りで振り返りでもと思う。
散々各地で言っている様に我々は現在、結成10年目の終わりに近づいている。
2008年初夏、俺はよく分からない自信と不安の中、尖り散らかしていた。
それまで、自身の青春というにはあまりにも歪な日々を注ぎ込んで活動していた歌was,というアコースティックトリオを解散し、
新たに始めたキヲテラウという男女混合ボーカルバンドも暗礁に乗り上げ、
果ては音楽的に新たな気づきをもたらしてくれたwaterfrontというシューゲイザーポストロックバンドも段々と活動を緩めていったという、
まさに表現の煮こごりのような状況に直面していた。
しかし、その時期スタジオで働いてた事が幸いし、
アゴの下のポニョというアコースティックバンド、
土手KINGという3ピースバンドを結成し、
取り敢えずは表現という排泄行為を続け、感情の尿結石になる事は回避していた。
そんな最中、先日閉店した神戸のMersey Beat(以下 マージー)というライブハウスから非常に面白おかしいライブのお誘いを受ける事になる。
当時、マージーのスタッフが歌was,に興味を持ってくれており、声をかけてくれたはいいものの、その当時は前述したように本腰を入れているバンドが居らず、「どうしたモノか...」と悩んでいたが、やはり楽しそうなのでどうしても出たい。
そこで、よしバンドを組もう。と誕生した企画ものバンドこそがmemento森であった。
まだ結成すらしていないうえに、本番までに何とか曲作ります。という訳の分からない不確かなバンドに一枠を空ける、という時点で狂気を感じるが、実際当時の彼(件のマージースタッフ)は神戸という街に渦巻く熱やフラストレーションを見事に掬い取り、誰もやらなかった(やりたがらなかった)イベントを幾つもぶち上げ、一見異様なブッキングを成功させていく。
そんな彼との関係はこの後もちょくちょく出て来ることになるが、見事なまでに自身のやりたい事と限界を見定め、音楽業界から身を引いた彼がマージーを退社したのとほぼ同時に、神戸に渦巻いていた謎の熱は各地へと分散していく事になる。
がそれはまた別のお話。
そして、そんなマージーとの共催で入っていたのが「hythmrecord」。
独自のオルタナティブな視点と、圧倒的な音楽愛により、神戸の路地裏で秘かに話題を呼んでいたレコ屋であるが、残念ながら店舗は現在閉店、ライブイベント等での出張出店のみになってしまっているが、店主の人柄とお喋り(と音楽への造詣)は後にALL ITEM 10 TIMESというバンドで大いに発揮されることとなる。
がそれもまた別のお話。
そうやってインターネッツをdigっていると当時の詳細が出てきたので、そのまま転載したいと思う。
hythmrecord×merseybeat
「秋の収穫まつり」
Part1.９月22日（祝日前日の月曜）
「BOGULTA」「DAMAGE」出演!!「FLASH+BACK+KOBE vol.2」
場所:神戸BACKBEAT
前売￥1800/当日￥2300(ドリンク代別)
OPEN/17:00 START17:30(予定)
出演:DAMAGE/BOGULTA
異物ズ/THE FUZZ/the drives/andmore・・・
part.2 08年9月28日(日)
ウリチパン郡、オシリペンペンズ、巨人ゆえにデカイ出演!!今年もやって来た!! 「BURST BEAT vol.4」
場所:神戸MERSEYBEAT
前売￥2000/当日￥2500(ドリンク代別)
OPEN/17:00 START17:30(予定)
出演:ウリチパン郡/オシリペンペンズ/巨人ゆえにデカイ
/踊ってばかりの国/psybava/memento森
改めて見返すとなんのこっちゃ。
兎にも角にも青年宮地は、胸をときめかせ「出たいやりたいカマしたい」精神で意気揚々とmemento森というバンド結成に向けて動き出す。
この後、memento森という呪縛が自分の人生を大きく狂わせることになるとも知らずに。
＊更に面白い余談として、初日の出演者欄に名前が挙がっている「異物ズ」は後にmemento森のメンバーとなる木原潤と新形耕平、サラケダスのメンバーとなる佐々木淳が当時やっていたバンドである。(佐々木、木原のWジュンは異物ズ解散後にGENSHOU-現象-というバンドを結成する)
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memento森結成10年初ワンマンライブ！！
【2nd Full Album『KNOWN』Release OneMan～無知の知～】
3/31(Sun) @心斎橋 Live House Pangea(大阪)
open/17:30 start/18:00
4/5(Fri) @下北沢 SHELTER(東京)
open/19:00 start/19:30
チケットは
各種プレイガイド
でも受付中！！
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