さくらちゃん

やっぱりファンタジーっていいなあ。CCさくらクリアカード編読んでいます。

きらきらしていてやさしい、みっともなさからは無縁な世界ですね。ダークネスはしっかり。影が物語を魅力的にする。ただその影も、美しいのですよね。小汚い悪役がいない。

「主人公のあの子は、ふしぎな力が使えて、やさしい人たちがいつもまわりにいて助けてくれる。でも現実はそうじゃないから…」という気持ちにフォーカスして、「現実はそうじゃないけど、それでも」という主題歌をつくってくれた真綾さんが好きです。あたたかさや明るさはお話の世界そのままでありながら、そこを歌ってくれるんだ、そこをチアーしてくれるんだ、というのが。(坂本真綾「CLEAR」)

ひねた人間だからといって、明るさを否定しないといけないということはない。さくらちゃんの明るさを正面から浴びることはわたしには難しいですが、なんとも言えない距離で享受しているからいいんです。

わたしは時に小汚い悪役として、時に主人公とはとりたてて仲良くなれない平凡なクラスメイトとして、世を跳梁跋扈したいと思います。

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