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BPLS2 DDR クォーターファイナルRound2 結果振り返り

皆さんこんにちは。こんばんは。おはようございます。memento_dです。

BEMANI PRO LEAGUEに挑むプロ選手のみなさんは相応の覚悟をもって挑んでいるのは周知の事実です。しかし、特にこのDDRにおいてはその覚悟が体へのダメージとして現れてしまいがちです。そんな試合でした。

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各チームの振り返りはこちら↓
SILK HAT

(後ほど貼ります)

SUPERNOVA Tohoku

(後ほど貼ります)

1st Match振り返り

試合情報

テーマ:GOLD TRICKY
出場選手:
レジャーランド→NAYU選手
GAME PANIC→YO4-YEAH選手

選択楽曲

レジャーランド
・Ace Out/CHALLENGE(Lv14)
だんだん早くなるBPM・微妙に合わせづらい前半・避けづらいショックアロー

・ANTI ANTHEM/EXPERT(Lv15)
「停止」からの「一瞬高速」が連発・いかに「見た目通り」踏めるか・後半は曲自体が遅い
・THIS IS MY LAST RESORT/EXPERT(Lv15)
連発する一瞬の低速/停止・序盤と終盤の合わせにくいリズム・そもそもBPMが早い
GAME PANIC
・Ace Out/CHALLENGE(Lv14)
だんだん早くなるBPM・微妙に合わせづらい前半・避けづらいショックアロー
・Vertigo/EXPERT(Lv15)
だんだん遅くなるBPM・地味に多い縦連・リズムが取りづらい後半
・Hella Deep/EXPERT(Lv14)
前半と後半で曲が変わる・超高速からの切り替わり・後半は遅くて密度高い

レジャーランドは過去の試合で投げたものと同じ組み合わせです。対策のしやすさを優先したと思われます。その中から選ばれたのは、GAME PANIC側の自選にも含まれていたAce outでした。
GAME PANIC側ははっきりとしたソフランではなく、曲自体のBPMが変わるタイプのソフラン曲3つを選択。楽曲への理解度が試されます。Ace outで被ったため、それを選ぶかと思われましたが、実際に選ばれたのはHella Deepでした。Ace outはスコアがブレやすいのでスコアが安定している得意楽曲を選んだのかもしれません。

結果

Ace out(理論値:1314)
◯NAYU 1311-1301 YO4-YEAH×
Hella Deep(理論値:1440)
○NAYU 1432-1427 YO4-YEAH

予想:NAYU選手の2タテ
結果:NAYU選手の2タテ

1曲目のAce outはお互いに高精度で推移して最大でもわずか1点差という僅差で終盤の難所を迎えます。16分2連スキップの間にショックアローが挟まる箇所でNAYU選手はミスなく凌ぎきりますが、YO4-YEAH選手がショックアローを踏んでしまい10点近くの失点を喫してしまいます。それが決め手となり、NAYU選手が勝利。終わってみればMAX-3という意味不明な高スコアを叩き出しての勝利となりました。
2曲目は序盤のBPM150の地帯でYO4-YEAH選手が若干リードをしますがすぐに追いつかれ、その後NAYU選手が逆転。BPMが変わったあとは一進一退がありつつもNAYU選手が最後までリードをキープし、MAX-8でフィニッシュ。YO4-YEAH選手も決して悪くはないスコアなのですが…やはりこのレベル帯でのNAYU選手に太刀打ちするのは至難の技だったようです。

2nd Match振り返り

試合情報

テーマ:CLASSIC TRICKY
出場選手:
レジャーランド→RIN-GO!!選手
GAME PANIC→HO4-KETI選手

選択楽曲

レジャーランド
・Fascination ~eternal love mix~/CHALLENGE(Lv18)
序盤に連続停止・途中から同時ラッシュ・実はEXPERTよりノーツが少ない

・Healin-D-Vision/CHALLENGE(Lv18)
スコアが安定しない前半の低速・ゲシュタルト崩壊するリズム・体が千切れそうな捻り
・Pluto The First/CHALLENGE(Lv18)
ベースはEXPERT譜面(低速・停止・高速地団駄)・そこに含まれるショックアロー・個人差大爆発
GAME PANIC
・Valkyrie dimension/EXPERT(Lv18)
ソフラン停止の宝庫・判定も取りづらい・ひそかに捻り譜面
・Tohoku EVOLVED/EXPERT(Lv17)
突然速くなる最初と中盤・基本は捻り譜面+後半リズム難・ラストはランダム

・Tohoku EVOLVED/CHALLENGE(Lv18)
EXPERTより捻りと同時がマシマシ・フリーズによる視認難追加・超高速地帯でも捻り

レジャーランド側はノンバーでも太刀打ちし易い、事故率高めの3曲を選択。ただ、DEAD END ("GROOVE RADER" Special)は選ばれませんでした。RIN-GO!!選手の代名詞的存在なので読まれやすいと判断したのでしょうか。その中から事故率が最も低いFascination ~eternal love mix~が選ばれました。
GAME PANICはノンバーでプレーするには非常に厳しいTohoku EVOLVEDの2譜面と対策をしないとどうしようもないValkyrie dimensionを選択。その中から密度がまだマシなTohoku EVOLVEDのEXPERTが選ばれました。

結果

Fascination ~eternal love mix~(理論値:1758)
×RIN-GO!! 1689-1715 HO4-KETI◯
Tohoku EVOLVED/EXPERT(理論値:2019)
×RIN-GO!! 1894-1942 HO4-KETI◯

予想:ドロー
結果:HO4-KETI選手の2タテ

1曲目は連続停止直前まではほぼ同点、連続停止が終わったときにもHO4-KETI選手が3点リードと僅差で推移していましたが、曲が進んで同時踏みの密度が増えてくるに連れてHO4-KETI選手がリードを広げていき、最終的には両者フルコンボながら26点差でHO4-KETI選手が勝利。一方のRIN-GO!!選手も負けたとはいえノンバーでこのスコアなので恐ろしいとしか言いようがありません…。
2曲目に入る前にHO4-KETI選手が足を痛めていたようで、長い休憩が入ります。試合直前にもかなり無理して練習をしていたようで、棄権をするかどうかの瀬戸際だったようです。しかし、HO4-KETI選手は覚悟を持って試合の継続を選択。プロ選手の気迫を感じました。

そして運命の2曲目。HO4-KETI選手が足の痛みを押しながらも大量のリードを確保。右足いじめ地帯からリードを広げていき、終わる頃には50点近くの大量リードを奪い見事2タテを決めました。しかし、HO4-KETI選手の出番はもう一つ。3rd Matchにもあります。引き続き痛みとの戦いは継続です。
一方のRIN-GO!!もバランスを崩している光景が見られ、過度の練習や1曲目の同時踏みで相当のダメージを食らっていたようです。これがDDRというゲーム。

3rd Match振り返り

試合情報

テーマ:WHITE STANDARD
出場選手:
レジャーランド→NAYU選手・YUK1-S選手
GAME PANIC→HO4-KETI選手・GIEZ-ACS選手

選択楽曲

レジャーランド
・Condor/CHALLENGE(Lv15)
リズム難イントロ・捻り16分メイン・中盤以降ほぼ休みなし
・Poochie/EXPERT(Lv16)
低速+ハネリズム・BPM220の16分地団駄・足配置が混乱するラスト
・Magnetic/CHALLENGE(Lv17)
Sotaにありがちなリズム難・STANDARDらしからぬ超低速・消費体力は比較的少なめ
GAME PANIC
・ENDYMION/EXPERT(Lv18)
CHALLENGEより楽だが十分難しい・全体的に速すぎる・同時と地団駄が追いつかない譜面
・IX/CHALLENGE(Lv18)
コンボ数はEXPERTと同じ・同時は増えている・密度の偏りを更に増やした結果難関譜面に
・Triple Journey -TAG EDITION-/CHALLENGE(Lv18)
EXPERTから更に増えた密度・配置もかなり遠い・長い長い16分滝が象徴的

レジャーランド側はレベル15~17のテクニカル譜面を3つ用意。相手がレベル18を得意とするので当然の選択です。その中から、過去にGAME PANICの両選手がレギュラーステージで投げられたCondorが選択されました。
一方GAME PANICはわかりやすくレベル18の高密度パワー譜面3つを選択。パワーで押し切る作戦を取ってきました。その中から選ばれたのはこの3つの中で一番難易度がマシであるTriple Journey -TAG EDITION-でした。

結果

Condor(理論値:1638)
①NAYU 1623 ④YUK1-S 1593
③HO4-KETI 1605 ②GIEZ-ACS 1620
Triple Journey -TAG EDITION-(理論値:2196)
③NAYU 2089 ④YUK1-S 2023
①HO4-KETI 2141 ②GIEZ-ACS 2102

予想:レジャーランド6点・GAME PANIC6点
結果:レジャーランド4点・GAME PANIC8点

1曲目は相変わらずNAYU選手の強さが光ります。点差こそ2位のGIEZ-ACS選手と僅差ではあるものの、終始リードをキープし続けて1位を確保。不敗神話は継続しました。2位のGIEZ-ACS選手も一発目ながら高得点を確保していましたが、それでもNAYU選手には敵わず。3位争いは先程の戦いで足を負傷しているHO4-KETI選手と今回一発目のYUK1-Sとなりました。道中同点になることもありましたが、基本はHO4-KETI選手が優勢。ラストも3位をキープし、HO4-KETI選手の気迫勝ちとなりました。
2曲目は序盤のサビ手前までNAYU選手・HO4-KETI選手・GIEZ-ACS選手の三つ巴が展開。YUK1-S選手が遅れを取ってしまいます。その後、サビ手前のアフロ踏みでNAYU選手がミス。サビに入ってからの長い地団駄でGIEZ-ACS選手がミスをして一歩後退。足を負傷しているはずのHO4-KETI選手が1位に躍り出ます。2位争いはその後、フリーズアローを踏めず、さらにサビラストの長い滝でPERFECTを連発したGIEZ-ACS選手が後退してNAYU選手が2位になりますが、そこでの疲れが響いたのかその後の簡単な8分でミスをしてしまいGIEZ-ACS選手が逆転。最終的にはGAME PANICのワンツーフィニッシュとなり、勝負を決定づけました。レジャーランドは不敗を誇ったNAYU選手が3位で不敗神話が終了。YUK1-S選手も4位と、懸念点とされていたレベル18への対応力が響く敗戦となりました。

最終結果

6-12でGAME PANICの勝利となりました。

まとめ

レギュラーステージではうまく噛み合わずなかなか勝ちを奪えなかったGAME PANICでしたが、クォーターファイナルではルールの噛み合いや選手の気迫もあって、セミファイナルに進出となりました。次の相手はレギュラーステージで苦汁を飲まされたSILK HATです。レギュラーステージとは違って難易度18が使えるのでGAME PANICとしてはリベンジを果たしたいところ。7月1日、決戦を迎えます。
レジャーランドはレギュラーステージで不敗神話を誇ったNAYU選手の敗退、レベル18への対応力、YUK1-S選手の不調と誤算が続いた末の敗退となりました。今回見つかった課題点を改善して来シーズンにもっと高い成績を出せるよう祈っています。ここまで4試合お疲れ様でした。


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