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双子のグルメ 【番外編】

(※ ヘッダーはサンリオです)

酒飲みなので、ダイタクの店情報を信頼している。とはいえ、私はレーズンが好きだし海鮮の優先度はそこまで高くないけれども。

M-1の敗者復活戦の前に、ゲン担ぎで『焼肉ふたご』へ行った。そこのけそこのけ一人焼肉だい(焼肉ふたごは「量半分・値段半分」というキャッチフレーズで、そこそこ一人焼肉にも優しいはず)。

肉写ってないけど
「一口冷麺」は三口くらいあった 薄切りゆで玉子

店員さんに「これからどこかへおでかけですか?」と聞かれた。
この後は、天竺鼠川原さんのお茶会(ゲスト:石井ブレンドさん)@オンラインに参加した後、おそらくBブロックぐらいから間に合うはずのM-1敗者復活戦をTVerで見る。そしてもし首尾が上々ならば、テレビで準決勝を見るために実家へ転がり込む。私の家にテレビはないからだ。しかしそんなの説明するの面倒だし、予定はありませんと答えた。いくらイブでも昼間からレモンサワーを飲んでいる人間にこの後の予定をきかないでくれ。でも優しくて親切な店員さんだった。

敗者復活戦に関しては、CブロックCM前の吉本芸人トレイン(シシガシラ・ななまがり・ダイタク)に頑張れよと思いながら、この3組が直接殺し合いになる可能性のある出順だなあ……と胸が痛んだ。その時点で残っていたドーナツ・ピーナツがシシガシラに勝てば、シシガシラvsダイタクの直接対決はなくなるのか、と思いつつやはりシシガシラの肩を持ってしまった。
明らかにウケていて、うれしかった。

そして、いよいよダイタクの出番になって、始まってすぐに「ああ、そういうことか」と理解した。数日前に「敗者復活では、今年しかできない漫才をやる」と言っていたのは、これだったんだと。
笑いと拍手が会場で捲き起こっているようだった。けれど単なる「拍手笑い」ではなく、あの喝采は、吉本隆夫さんの2023年の大復活に向けられたものだった気がする。神聖で暖かい空間だった。

投票の間から、ダイタクの表情が晴れてはいないと思っていた(完全な主観)。結果発表では28%の支持率。負けた。完全に負けた。さっきの拍手の残酷さが浸みる。
その圧倒的な差に呆然としてしまって、記憶が飛んだ。ダイタクの漫才に対する審査員のコメントってあったっけ。なんか弱々しい苦笑いの双子が話していた気がするんだけど。

そこからは、シシガシラに勝ち進んでほしいと願いながら見た。甲子園の法則とでもいうのか、負かされた相手こそが最強であってほしいという願い。
そしてシシガシラが復活することになって、「幕張漫才リーグの皆の屍も、Mライブ(※)の皆の屍も、全部背負って準決勝へ行ってくれ」と思った。
「Mライブにシシガシラ出てないじゃん」と気づいたのは翌朝だった。浜中さんがトット多田さんと仲良すぎて勘違いしていた。

(※)Mライブ…正式名称「Mを怨みMを憎みMに裏切られそれでもM振り向いてもらう為の漫才ライブ」 主に大宮で開催されるドンデコルテ・ゆにばーす・とらふぐ・トット・タモンズのM-1対策ライブ

Xユーザーの大宮ラクーンよしもと劇場さん: 「「#Mを怨みMを憎みMに裏切られそれでもMに振り向いてもらう為の漫才ライブ」 ご来場・ご視聴ありがとうございました! ネタを2本ずつと、それぞれのネタを振り返るトークの90分👀 M-1シーズン直前!大宮では今年最後のMライブでした🔥🔥 見逃し配信はこちら⬇️ https://t.co/4TID4nAC4D https://t.co/jWscvrGWc4」 / X (twitter.com)


それから、夕飯に拓さんが一番好きなカップラーメン『龍上海』を食べた。


今セブンイレブンで売ってます

数年前に始めて食べた時には「ふうん、これが拓さんの好きな味か」というくらいの感想だったけれど、この時は本当に美味しく感じた。「からみそ」に鼻をすすりながら食べて、拓さんのストーリーズを見て、いっそう鼻水が止まらなくなった。こんな時に家族愛なんてさ。全然親不孝双子じゃあない。

スープは鍋にとっておいて、翌朝白菜を茹でて食べた。カップラーメンのスープの不健康さを白菜で相殺する活用で満足。

この日はBSよしもとで「大と拓どっちがロマンティックな男なの」「囲碁将棋・ダイタクのこんなん見るやついねぇって」、そしてファニーフレンズのコント公演「モットー」を見て寝た。「モットー」の話はタイミングが合えば後日。

なお、上記の呑者家の記事を書いた後、拓さんの清原無冠の話や、シシガシラ・ダイタクのトークライブにおけるTHE SECONDにおける圧倒的な自信と意気込みを見た。あと、ニューヨークとのラジオも。そして今回のネタチョイスの話。こんなにも「漫才師」な人たちいねえって、なあ。





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