MMCダブルクロス3rd第9回～他力本願～

◆序文

のっけから出オチ染みたタイトルで申し訳ない。アタッカー以外で書いてみようという前回からの流れを汲み、今回は支援型でひとつやらせていただく。

とはいえ、ただエフェクトを投げて終わりというのも面白くない。「強いんだけどなんか意外と見ないエフェクトを使いたいな」ということで、今回は「さらなる力」を軸にして組んでいく。

自分が殴らないなら、他人に殴ってもらえばよかろうなのだ。

◆使用サプリ

EA、LM、HRを主に使用していく。

◆ビルド

シンドローム：ソラリス/オルクス
能力値：1 1 2 5
ワークス：レネゲイドビーイングA
技能：RC+4Lv 8点　
Dロイス：触媒(LM,p.68）

エフェクト
・ヒューマンズネイバー(EA,p.134）　1
・オリジン：レジェンド(EA,p.135)　5　20点
・さらなる力(EA,p.117）　1　15点
・得意領域(EA,p.99）　3　25点
・妖精の手(EA,p.100）　4　30点
・力の法則(EA,p.102)　3　25点

アイテム
デモンズシード(HR,p.87）　3点

上記で126点。余った4点は、情報なりイージーエフェクトなり好きに使うといいだろう。

マイナーアクションで「オリジン：レジェンド」を使用し、精神を使用する判定に＋10。RC技能と合わせて+14となる。「得意領域」でダイスを増やし「さらなる力」が使える80%時点で7DX+14。さらなる力を使うのに必要な達成値は20。これだけのダイスがあれば、6以上の出目が1つも出ないということはまずない……はずだ。
固定値を信じろ。

何？失敗した？まぁそういうことも考えて、「妖精の手」を取得している。最悪、これで強引に成功させよう。何、侵蝕値でのレベル上昇も考えれば5回は使える。遠慮なく使っていこう。

「力の法則」はシンプルなダメージバフ。100%制限なので、ダメージを+5D10してやれる。単純に強いので言うことがない。

作ってから思ったが、ミドル戦闘でやることがない。侵食率が上がっている味方や、HPを減らしたくないヤツのカバーリングにでも回ってやるといいだろう。

Dロイスは「触媒」。「さらなる力」と合わせ、徹底的に味方を動かすことに特化した。
味方にガンガン動いてもらい、自分は後方指揮官面に徹するというのもたまには悪くあるまい。

◆カスタム

デモンズシード・力の法則あたりの経験点は別の部分に回してもいいだろう。例えば、ソラリスの「タブレット(EA,p.115）」など。さらなる力は「射程：至近」であるため、それを「射程：視界」に延長するこのエフェクトは、取り回しを改善してくれる。

また、「狂戦士(EA,p.117）」などに差し替えるのもありだ。「力の法則」と一緒に投げてやるといい。

身も蓋もないことを言うと、さらなる力を成立させるだけなら他にも手段はいくらでもある。今回は、安定させる手段の１つとして固定値を盛る方法を選んだに過ぎない。

固定値を信じろ。

◆成長

エフェクトならば「奇跡の雫(EA,p.117）」あたりを取って、さらに味方の援護に振るのが丸いか。
味方の構築次第では、妖精の手のリミットエフェクト「妖精の輪」に手を伸ばすのも悪くない。

「妖精の手」が連発できる関係で、見た目より侵蝕値が上がりやすい。そのため、メモリーを取るのもいい選択だ。

ソラリス/オルクスという選択のため、成長先には困るまい。メジャーか否かを問わず、豊富に支援エフェクトがある。

（担当：山陽）