ワールズエンド_ダンスホール

【ボカロで学ぶ!】楽曲構成講座 番外編~②と③の判別~


こんにちは!番外編でございます!
ここでは本編の補足というか、文量とか順序の都合で紹介しきれなかったことについて話すつもりでございます!まあちょっと箸休めみたいな気持ちで見ていただければ!

今回話すのは、、、

(やっぱり縦に表示されるから長いですね。横で表示してくれたりしないかな・・・。)

はい!この2つの講義について(申し訳程度の講義感)のちょっと込み入った話です。まだこの2つを見てないという方はぜひそちらをゆっくり読んだうえでこちらにお願いします!


私は基本編③の最後で「(②か③か)どっちなのか判別しにくい曲もある」というようなことを言いました。覚えてますか?
具体的な話をする前に、まずは確認をしましょう!②と③の共通点、そして相違点についてです。
まずは共通点。それは「サビが2回くる」という点ですね。
それでは相違点は?それぞれの講義の文章をたどると②は「2サビがない」、③は「2サビがラスサビ」とありますね。これが相違点と言えるかもしれません。
ですがちょっと待ってください。


その2サビがないとか2サビがラスサビとかって、何を基準に言ってるの?


どうでしょう。このあたりの説明を講義中では説明されていませんよね。
そして②と③のどちらのパターンなのか、この基準を明確にしないことにはうまく分類できないことと思います。
そう、基本編②と③では本当にパターンを紹介しただけ。その区別の基準を今回は説明していきます!番外編と書きましたがとっても重要です!さぁ箸を持て!(謎の太字)
さて。今回の方針はぼんやりわかっていただけましたか?そろそろ具体的な話に入らせていただきます。せっかくですし、今回は②と③で登場した曲を用いて比較しましょうか。


モザイクロール

イントロ→1A→イントロ→1A→1B→1サビ→イントロ→2A→2B→間奏(ソロ)→ラスサビ→アウトロ


ワールズエンド・ダンスホール

イントロ→1A→イントロ→1A→1B→1サビ→イントロ→2A→2B→ラスサビ→アウトロ

この2曲の構成を見比べてみてください。
こういう時にヒントとなるのは、この2つの曲の違いですね!違っている場所を見つければ、そこが基準のとっかかりとなるのではないでしょうか。
そう意識してみると、構成の表記において明確に違うところがありませんか?
モザイクロールでは「2B→間奏(ソロ)→ラスサビ」となっているのに対して、ワールズエンド・ダンスホールは「2B→ラスサビ」となっていますよね。ここです!
ここまできたらおわかりでしょうか?②と③を判別するうえで大きな基準となる要素、それは”間奏”なのです!


こういったソロのある間奏って、2サビにあることが多いですよね?例を挙げるなら、ギターソロって大体2サビが終わってからC、ラスサビに入るとか、もしくは2サビからC、そしてギターソロにラスサビという曲はとても多いと思います。実際、基本編①で紹介した六兆年と一夜物語はそのような進行となっていますし、曖昧劣情LoverもCメロはありませんが、2サビ→間奏(ソロ)→ラスサビとなっています。
そしてこの基本編①のパターンはもっともオーソドックスな構成だとも言いましたよね?
何が言いたいのかというとですね。この間奏があるかないかが構成を分類するうえで重要だということなんです。

そこにも意識を向けたうえで、②と③の構成を考えてみましょう。
基本編②は先に申し上げたとおり2サビのない構成、つまり①から2サビがなくなったパターンですね。
そして基本編③は、②から2番以降の間奏がなくなったパターンだと言うことができないでしょうか。よって2サビがラスサビなのだと。



では結論を出しますね。
②と③のどちらに分類するか考えた時、2番以降に「間奏がある」のが②、「間奏がない」のが③となります!
どうでしょう、納得していただけましたか?
最初に「2サビなし」とか「2サビがラスサビ」とか言ってましたが、実のところ判断の基準とはそこではなく間奏部分になるのだと、わかっていただけたでしょうか?


ではこの番外編はこれにて終了・・・したいところなのですが、まだひとつ問題が片付いていません。

「(②か③か)どっちなのか判別しにくい曲もある」。

本講義の冒頭にて申し上げたのですが、これについてまだ一言も触れていませんよね?
そう、この番外編まだ終わりません!後半へつづく!




なにか質問やご指摘などありましたらこちら↓の方にお願いします!ぜひぜひ!






#vocanote #VOCALOID

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?