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【CCJ】S帯を目指す方へ(ヒトの動き編1)


前回のおさらい

今回は前回の記事からの続きになります。(たくさん読んでいただきありがとうございます)

前回はヒトの逃げ方が以下の繰り返しで構成されることを説明しました

  1. リス地からアイテムやキーパワーを経由して充電

  2. 相手の接近に伴ってチェイス開始、シャッターやジャンポに向かって逃走

  3. 同中のキーパワーやアイテムをなるべく拾い、アイテムを適宜用いつつシャッターやジャンポへ

  4. シャッターやジャンポを用いて体力を回復

  5. 2へ戻る

  6. 相手がシャッターにかかった場合や大きく操作ミスした場合、大きく迂回した場合は充電やワープの選択肢をとる


しかし実際には目的地としているシャッターやジャンポには立地によって強いものと弱いものがあったり、マップ毎に強いエリアや弱いエリアがあるため、安易にシャッターやジャンポに頼るだけではまだ逃げ切ることはできません。

今回は強いギミック(地形)や弱いギミック(地形)を中心とした逃げ方を説明します。上の工程の中でこれらの強いギミックを多く組み込むことで長い間逃げることができるようになります。


マップ理解について


鬼帯の人を追っていると、どうしてこんなに走り続けることができるんだ?
なんでこんなに捉えることができないんだ?と疑問に思うことがあると思います。

上手い人のプレーを後ろから覗いたり、配信を見てみたりすると自分たちの想像以上に随所随所で歩いていることが分かります。(その上Emptyなんか積むんだから追いつけるわけない

このゲーム、実は歩くことが非常に重要で、歩くために必要なことがマップ理解になります。強い地形や強いギミックを利用することによってこれが可能になります。
また、弱い地形に極力近寄らないことで死ぬ可能性を減らすことができます。


強いギミック、弱いギミックとその使い方


マップ中には様々な箇所にシャッターやジャンポなどのギミックが配置されています。シャッターに限ると、実は強いシャッター、普通のシャッター、弱いシャッター、閉めてはいけないシャッターが存在します。ジャンポに関しても強いものやあまり強くないものが存在します。

これらの区別の仕方は簡単な一つの原理によって説明できます。
それはズバリ

迂回ルートをとった時に離せる距離  です

ここからの議論では簡単のため、相手のスキルがハイジャンプではないものとします。ハイジャンプは迂回ルートを短縮できる唯一無二のスキルですので、これは後に別途で説明します。また、相手のキル特化型メインスキルも今回に関しては考慮しないものとします。

基本的に強いギミックが周辺に集まっている地帯(雑にシャッターやジャンポ、アイテムが多い地帯)が強く、少ない地帯が弱いという認識で大丈夫ですが、特に強い地帯はその中でも強いシャッターやジャンポが多く存在します。

途中で図を挟みますが、基本的に青がヒトのルート、赤がオニのルートになります。また、ステージマップはwikiより引用させていただいております。wiki死ぬほど有用なので活用しましょう。

https://wiki3.jp/chase2jokers


最強ギミック


一番強いギミックは使用成功した時に、壊すのが最適解なシャッター、迂回ルートが遠すぎるジャンポなどです。これは経験上強いことがみなさん認識できていると思います。例を挙げればウラオキナワの首里城が挙げられます。


 ウラオキナワ最強ジャンポ
ウラオキナワ最強シャッター(赤だと遠いので壊す判断をとる)

 これらのギミックを使っていれば取り敢えず死にません。図で見ると明らかにヒトと比べて鬼の迂回距離が長いことが分かります。これらを使えれば歩いていても逃げられそうに見えてくると思います。

 このようなギミックはそうそうあるわけではありません。ただこのようなエリアは擦れるだけ擦っちゃいましょう。ナワ1首里城なんかはシャッター閉めるふりして閉めずにその辺をくるくるしてるだけで逃げられます。(ナワ1ハイジャン必須って言われるのはこの辺が原因です)

強ギミックとその使い方

基本的に各マップに複数個存在するのが強いシャッター(ジャンポ)です。特徴としては迂回にそれなりの距離を要すること、使用後にヒトの行く先の選択肢が豊富であることなどが挙げられます。基本的にこれらのギミックを使って鬼のルートを観察することでダッシュゲージが回復しますが、鬼のルートを詳しく観察する必要があります
ここで大事な注意なのですが、シャッターは必ずしも閉める必要はなく、シャッターを適切な距離感覚で通るだけで鬼には牽制になることを心に留めておいてください。

例をいくつか紹介します。

(例1 ナワ1 黄色急速地帯のシャッター)

一つ目の例は黄色急速地帯の急速です。迂回ルートがスラ壁を挟みそれなりに時間がかかるため比較的強いシャッターです。マップ下から上へ人が逃げるものと仮定すると鬼のとれる選択肢は①破壊(直進) or ②迂回となります。

シャッター使用時に相手の位置をカメラで確認し、鬼が①破壊(直進)を取っていた場合には①のマップ上部の大砲やシャッターへ向かいながらキーパワーを繋ぐルートを、②の迂回を取っていた場合には②のマップ左のキーパワーとアイテムを繋ぐルートを取るのが最適です。

ここでこれらの対応関係を逆にするとせっかくのシャッターがあまり機能しなくなってしまいます。

仮に鬼が①の破壊(直進)を取ったにもかかわらず、人が②のルートを取ったとしましょう。鬼は破壊(直進)したシャッターの左のスラ壁を用いて人に急接近することができます。
逆に②の迂回を取ったにもかかわらず、人が①のルートを取ったとしましょう。鬼は矢印の先であるスラ壁を使わず直進し、ジャン壁を通り越して人と合流することができます。

つまり、このシャッターは敵の行動に対して適切なルートをとればアドがとれる強いシャッターです

(注)シャッターは必ずしも閉める必要はなく、シャッターを適切な距離感覚で通るだけで鬼には牽制になります。


(例2.1)シブヤ2 左下シャッター

二つ目の例として。より具体的かつ簡単な盤面としてシブヤ2の左下シャッターを用意しました。ここのシャッターは迂回ルートが遠く強いです。

人と鬼が図の位置にいて、人は待機してできる限りダッシュゲージを回復させたい状況としましょう。この時鬼の取り得るルートは①の上からか②の下からかです。
①の場合は鬼が一時的に遠ざかるので①で下へもう一度充電しにいく、という選択が合理的でしょう。
②の場合は鬼が近づくので人は上へ行くルートを取ります。この時ヒトが②のようなルート設計をしたとしましょう。この時、ある場合においてこの選択は間違った(危ない)選択となります。どういった場合でしょうか?


(例 2.2 シブヤ2 左下シャッター)

答えは鬼が③のようにシャッターに対して迂回ルートを取った時です。ヒトがシャッターを使ったにも関わらず鬼に近づく結果となってしまいます。
鬼が迂回したことを確認したならば、ヒトは正面のスラ壁を利用して、アイテムを補給しにいくのが正解のルートとなるでしょう。

本当はこれらのギミックについて、実践ではハイジャンプやメインスキルのケアが入るためもう少し繊細な注意が必要なのですが基本的な動き方はこのような感じです。鬼の動きに対して適切に対処することが重要です。

このようにこれらのシャッターはちゃんと利用できれば十分に体力を回復できるだけの地帯ですが、動き方を間違えると十分に機能はしません。これらを強い地帯と認識できるようにすることが重要です。(あくまでハイジャンがなければの話ですが)


実は罠?意外と危険なシャッター


シャッターなんて全部強ければいいのに、とヒトなら思いますが、実は一見強そうに見えてもあんまり強くないシャッターやジャンポも存在します。
そうです、適切な迂回ルートを取られた結果閉めてもあまり効果のないシャッターがこれに該当します。要するにここでスタミナ回復は望めないし、なんならすぐキルされる可能性もあるシャッターです。真っ直ぐ追ってくれれば御の字です。



(例1オオサカ3、串カツシャッター)

例はオオサカ3の串カツ地帯です。ここは一見大幅な迂回を必要とするように見えて、電柱を使ったショートカットによって鬼に差を詰められる可能性があります。(普通に割るより早いはずなので、上手い人は恐らく迂回します)そのため普通に逃げる分にはあまり強くないシャッターと言えます。

万一自分が閉める前より迂回していることが発覚したら、シャッターで立ち止まり引き返すことも選択肢に入ります鬼の動きをよく見て(カメラをむけて)冷静に対応しましょう。

なお図のヒトの逃走ルート、よくないことに気づきましたか?
本当は迂回ルートより対応して左側のキーパワーやジャンポのある方に逃げねばなりません。最適ルートを心がけましょう。

他にも多くのシャッターが割と早いルートで迂回できたりします。(シブヤ3のシャッターとかサカ2のシャッターとか大半が迂回できます)。こういった鬼の動きに対して冷静に観察し、適切なルート取りで死なないようにしながら比較的強いシャッターやジャンポの元へ逃げていってください


おまけ)閉めたらだめ、罠シャッター


中には閉めたら迂回に対して確殺が入る罠シャッターもあります。フェザーがある時以外は決して閉めないように。(ほとんどありません)


シブヤ1.2 黄色シャッター

筆者はここで間違えてシャッターを閉めてしまい、鬼の赤い台座に乗ったジョウカにゆっくりと歩み寄られる恐怖を味わったことがあります。くれぐれもこの向きで閉めちゃダメです。


最後に

今回はヒトが使うギミックについての強弱と、敵を見ながら最適なコース取りを行うことについて解説しました。実際マップにはたくさんのジャンポやシャッターとそれに応じた迂回ルートが存在します。それら全てについて紹介することはできませんし、まだまだ自分も身についてないルートがたくさん存在します。 

また途中で繰り返し述べましたが、敵を見ながら最適なコース取りを行うこと。これはシャッターやジャンポ周りだけでなく、スラ壁を隔てた地帯や大砲地帯などとにかく様々な場所で必要になります(というかこれが最も重要です)。
こうした結果、適切なコース取りである程度の距離がとれれば、マップ中のキーパワーやアイテムを拾う逃走経路を確保する余裕ができます。

店内対戦や強い人とのマッチ、配信映像などさまざまなものを通して、各マップのギミックに対する最適な逃走ルートを持っておくことが大切です。

次回はこの理論に相手スキルのことを考慮してヒト編を最後とします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。






















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