夏の夕暮れ
ベールがかかったような
薄い闇と湿った空気のなか

終わっていく今日に
ほっと胸を撫で下ろしながら帰路に着く

歩く自分は
ほんのり光を放って
周りの景色から浮いているようで

特別じゃないその美しさに
また心は安らぐ

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