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返答

追記:2020/11/17
この文章には論理的でない部分,説明や根拠の不足している箇所があります。その点を踏まえて読み進めて下さい。

以前、ANに関する掲示板のやりとりを見ていた。
ここで反論が上がっていたので、返せそうなぶんは返していく。
●ANは机上の空論だ。
→デジタル大辞泉によると、机上の空論は『頭の中だけで考え出した、実際には役に立たない理論や考え。』である。
ANが役に立たないとは、私は考えていない。何故なら、ANの啓発により、共感した者が子どもを産まないことで人類の数が減り、そして消えることで、地球の環境は改善され、人々が危惧する「不幸を経験すること」は完全に無くなるからである。

●子どもを産まないのは、幸福の機会損失に繋がる。
→幸福と不幸を同じレベルで考えるべきではない。あなたは、今から実験で一分間耐え難いほど壮絶な苦痛を受けたあと、一時間最高に幸福な時間を過ごせると言われたとき、この実験を受けようと思うだろうか?私は絶対に受けない。幸福によって直前の不幸とそれによる不快感は拭い去れないからだ。
幸福は感じなくても気にならないし、不幸は少しでも感じるとやってられない。
従って、産まれなければ幸福を得られないとしても不幸も得なくていい。産まれれば多少の幸福はあるが、必ず不幸はやってくる。場合によってはそれが耐え難いものとなり、人生を覆うほどのものとなる。それでも生まれてきてほしいですか?私はそう問いたい。

●人の家族計画に口を出さないでくれ
→確かに私達には、人の人生に口を出す権利はないし、あなたが子どもを産むかは明らかにあなたの手札であり課題だ。ただANが齎す結果、ゴールは、人類の絶滅。だから啓発していく必要はあるのだ。それが私達のすべきことだからである。
また、子どもを産むなら子どもが必ず幸せでいられることを保証できるほどの財力や機会、両親の人間性が必要だと感じる。自分たちのエゴで子どもを産まないでくれ。
あなたが私達の意見を受け取るかあなた自身で決める、その権利があるように、私達にも自分の考えを啓発していく権利がある。ただ、私達は私達の理念達成のため、あなたに考えを理解してもらい、協力してほしいと思っている。

●子どもを親のエゴイズムで産むことは歴史的、世界的にみて絶対悪ではない。
→確かに歴史を振り返れば、労働力として子どもを産んできた歴史はあるし、子どもの幸せを保証できないまま出産する者も世界中に居る。しかし、だからといってこれらが悪でないとか、許されるということに直結はしないと私は考える。子どもの幸せを考えるようになったことは大きな進歩だ。たくさんの人がやっているから、昔からやっているからという理由で物事の正しさが証明されるとは言えない。自らのエゴイズムで子どもを産むことは、親の立場からすれば自分の都合のいいことばかりだから悪にはならない。そういう意味で考えるなら絶対悪とは言い切れないだろうが、それでも限りなく悪である。

●私は今の人生が楽しいし、満足している。自分の子どももそうなるだろう。
→まず、個人の主観的な感情のみによって、出生が肯定されてはいけないことを述べておく。また、喜びと承認を一緒くたにしてはならない。生きていることに対する承認と生まれることに対する承認についても違うものである。
生まれることを承認する、というのは、道徳的に生まれることについて考慮した上で、自分が生まれる原因となった行為を承認することである。
また、あなたが人生を楽しく思うからといって、あなたの子どもが全く同じやり方で楽しい人生を送れるとは限らないので「自分の子どもも幸せになれる」と言い切ることはできない。
これについて、私よりかなり詳しく、丁寧に説明をしてくださっているところがあるので、リンクを張っておきます。
(http://therealarg.blogspot.com/2018/04/Shiffrins-Asymmetry-Endorsement.html?spref=tw&m=1)

ご意見あれば歓迎します。

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