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10/25(月)-10/31(日) 1週間のミャンマーでの出来事まとめ

犠牲者

死者 1,222名(先週 +26名)
逮捕 9,490名(先週 +315名)
うち現在も拘束中 7,032名(先週 + 16名) *10/25 以降 更新なし
逮捕状発行 1,954名(先週 - 1名)

今も、毎日 ミャンマーのどこかで デモ行進が行われている。

日常が奪われた事を再認識させられた動画

ASEAN首脳会議、ミャンマーなしで開催

画面中央 右下に「MYANMAR」の文字のみ。出席者なし。
ASEAN首脳会議に、各国代表等も参加したが、いずれの場面にもミャンマーからの出席者はなし。ミンアウンフライン総司令官が出席を拒否され、外務高官を招待したが、軍が阻止(?)したのか、ミャンマーからは誰も出席しない事態に。

ASEAN首脳会議に、外務高官 Chan Aye氏を招待も…

偶然なのか、このタイミングで久々に親軍派デモ行進。いつ振りなんだろうか…そしてなぜ今…?w

会議前日の25日夜、軍はプレスリリースで 文句を…

次期 ASEAN議長国カンボジア、ASEAN首脳会議を前に、ASEANと同路線を維持することを表明。

ミャンマーの出席なしでASEAN首脳会議 スタート

次期議長国 カンボジア、フン・セン首相もミャンマー批判

更に フン・セン首相は、首脳会議の中でも「ミャンマーの軍はASEANに協力していない」「機会を自ら放棄した責任はミャンマーが負うだけ」と公然と批判。

インドネシアもまた強い批判。軍の批判声明を打ち消すような真っ当なコメント。 タイは…一応 ASEAN支持、という感じ。

軍は「欠席はボイコットではない」と主張

これに対して、軍は 26日の夜に再度、プレスリリース
「ボイコットではない」と主張。
ただし、建設的に協力、できる限りの協力 といった類の文言は今までも口にしてきたが、成果が伴わないので、中身としては特にない。
かなり行き詰まりを感じているのではないか、と。

国民統一政府(NUG)の大統領代行 Duwa Lashi La氏が ASEAN首脳会議で演説した…?とのTweetもあり。これは気になる。

日本もASEAN首脳会議に出席。これまでと同じ対応、との印象。

ASEAN首脳会議に岸田首相、出席

ASEAN+3(日中韓) 首脳会議 にも岸田首相は出席

ASEAN首脳会議の議長声明

チン州 タンタランで家が焼かれた

被害は 把握できている数で 164軒 とも

軍は、いつもの関与否定。安定の対応(皮肉)

国民統一政府(NUG)は ASEAN代表に Bo Hla Tint 氏を任命


国連ミャンマー担当特使 ノエリーン氏 就任

国連ミャンマー担当特使 バーグナー氏の記者会見

国連ミャンマー担当特使の報告書を批判する声明


インド企業アダニポート&SEZ社がコンテナ港プロジェクトから撤退を発表

※引き上げ → 引き揚げ ですね…

フランスの TOTAL社 に対する風刺画

日経新聞によるミャンマービジネス記事

欧州企業を中心に、ミャンマー撤退の情報が幾つか流れている。ティラワ経済特区に拠点を構えた、独系企業のメトロもその1つ。ヨマグループとの合弁。ヨマは比較的、判断が早い印象がある。今後、ヨマ合弁事業はちょっと気にしておこう。
上記でも触れたが、印系アダニの投資引き揚げには驚いた。隣国、既にかなりの金額を投資済で、撤退判断はかなり難しそう。軍系財閥とのビジネスが報道されていたが、そのまま黙って続けるのかと思っていた。
しかし、国際社会はそれを許さず、その影響を無視できなくなり、引き揚げの判断をしたのかと。
日系企業含む外資系企業は、国際社会との繋がりを無視できないところも多く、厳しい判断を迫られているだろう。
クーデター前とは投資環境が大きく変わり過ぎた。あらゆるマイナス面が表面化し、先行きも見通しにくくなった。
経済成長率、為替、投資環境、カントリーリスク、ビジネスと人権…どれもマイナス面ばかりが目立つ。当然、隙間はあり、厳しい環境の中でも事業を伸ばす企業もあるが、多くの企業は苦境に立たされる。
記事内にある通り「いつまで様子見を」「引くに引けない」「投資はできない」状況。
企業の中には、日本のODAの流れを受けて進出したところも多い
(企業)投資もたくさんした。日本政府が判断せねば動けない。
(政府)民間企業が多く残っている。呼び込んだ責任もある。
この堂々巡りで、お互いに様子見の状況にあるように思える。
民間企業も日本政府も、経済発展 や 自社(自国)の利益 や ビジネスと人権 や 経営理念 をしっかりと掲げている。
企業としても、国としても、「どの価値観を最も大切にするのか」と向き合っているのだとは思う。企業や国の行動としてはなかなか表に情報は出てこないが、裏側では色々と動いているのだろうか。

上記 記事の英語版(写真はティラワ、というのが気になる)


ゴールデントライアングルで東南アジア史上最大量の薬物押収

中銀がまたもドル売り

NLD幹部 ウィンテイン氏 が 煽動罪で懲役 20年…

ベテラン活動家 ジミー氏が転院

海外メディアとオンラインメディア への弾圧強化の可能性…?


ヤンゴン等 含む各地で「コロナ自宅待機措置」解除に

タンミンウー氏の著書「ビルマ 危機の本質」


11月 開催のセミナー 3本の宣伝…

【1】
ミャンマービジネス動向 アップデートセミナー ※有料・東京会場
11月 12日(金) 14:30〜17:00(日本時間) @大田区民プラザ

※11/1 10:30時点 30名申込。懇親会は残りわずか。


【2】
ミャンマーと共に、起業家たちが創る未来
~ミャンマービジネスの現在とこれから~ ※無料・オンライン

 11月 18日(木) 15:00〜(日本時間) ※ミャンマー時間 12:30〜

※11/1 10:30時点 105名申込


【3】
一コマ漫画で見るミャンマー:プロパガンダとカートゥーン(風刺画)
〜ミャンマーの今を考える〜 (仮)

※ランディングページ等、準備中
 11月 13日(土) 15:00〜16:30 予定 (日本時間)

ウェビナーチラシ20211113-2

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学生さん主導のミャンマー、カレン族の支援のためのクラウドファンディング。11/6(土) 23:59 まで。







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