見出し画像

イベントにおける"オープンな身内感"の作り方

前回「コミュニティ主催のゲームイベントにおける"身内感"の重要性」という記事を公開した。

記事内で触れた"オープンな身内感"というフレーズに反響があったので、具体的にどのようにして身内感を持たせたイベントを目指しているか、自分自身での振り返りの意味も込めて書きたい。

とはいえ、意識していることはたった1つ、イベントに来た人全員と"会話する"ことだけである。

来場時に挨拶する

私たちが主催しているオフラインイベント「Sky Rocket Party」に足を運んでいただいたことのある方はお馴染みだと思うが、受付こそスタッフに任せているものの、参加者の来場時には自分自身も受付近くに立ち、来てくれた方と挨拶・雑談する

進行についての確認や協賛対応のために、全員にできないこともあるが、来場時のファーストコンタクトが参加者にとってイベントの感想を決定づけることも少なくないため、大事にしたいタイミングである。

人を繋げるお手伝い

複数人の普段から遊んでいる身内グループでワイワイしてたり、カップルで楽しんでたりする人がいる。良い。すごく良い。でもせっかくイベントに来たんだから、少し身内ではない人との交友も広げてみても良いのではないだろうか。

そうは言っても、なかなかすぐには広げられるものではない。そこで、イベントの主催者がそれのお手伝いをするということが、小さなコミュニティでは重要だと考える。

LoLというゲームのイベントでの例だが、まず、あまり馴染めてない人に話しかける。メインロール(ゲーム内での役割)や好きなチャンピオン(キャラクター)を聞く。同じロールの人や好きなチャンピオンが同じ人がイベントにいるだろうから、主催者ネットワーク(ここではイベントを通じて培った友達の輪を指す)を駆使して、その人と繋げるわけだ。

「あれ、◯◯さんもあのキャラ好きだったよね!?」とか、「◯◯さんと同じくらいの実力だから、一緒に遊べそうだ!」とか、繋ぎ方はなんでもいい。ゲームの話だけじゃなく好きな歌手とか、お酒とかの話でもなんでもいい。主催者はその人の属性を知り、同じ属性の人を見つけるだけ。それが人と人が繋がるきっかけになる。その為に、全員と話すことが大事なのである。

ありがとうを伝える

お礼を言われてネガティブな印象を受ける人はあまりいないだろう。来てくれたことに対しての感謝は余すところなく伝えるべきである。

参加者がいなければそもそもイベントは成立しない。参加者目線では自身のことをたった1人の参加者と思うかもしれないが、その1人がどれほど重要であるかは、イベントの主催側を経験して初めてわかるものだ。

イベントを主催している方々であれば、感謝はきっと誰しもしていると思う。それを是非参加者に伝えてほしい。個別でもいいし、オープニングやエンディングの時に全員に伝えてもいい。来た時でも帰る時でもいい。終わった後でウェブサイトやツイッターで発信しても良い。

いや、むしろ上に挙げた全てで良い。それほどまでにしつこく、深く感謝を伝えたい。そうすればきっと、リピート率が高くなると思う。多分。

まとめ

・人と人を繋げるのがミッション
・その為には全員と話す事が重要
・ありがとうは言葉にして伝える

オープンな身内感を作るには、クローズな身内感を経なければ辿り着けないこともあるだろう。

時間はかかるが、オープンな身内感が自然と広がって行くときの心地良さが、ゲームイベント全体に広がると嬉しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?