SRS - Introduction

いい加減書き進めないと細かいところとか忘れてしまいそうなので、ぼちぼち書きます(^_^;



以前書いたように、GID(性同一性障害)の診断を受けた時点で、わたしはSRS(性再判定手術)を想定してはいませんでした。
今回SRSに踏み切ったのは、10年に渡るトランス生活から得た自分なりの結論、だと言えます。


正式な診断が下りた後、わたしは日常生活内でのトランスを開始しました。
目的は、押さえ付けている自分の中の女性性を少しずつ開放してストレスを軽減すること。また、どんな風に、どの位開放すれば一番快適に暮らしていけるか、それを探ること。
(いきなり大きくオープンにしなかったのは、わたし自身が当時そこまで望んでいなかったことと、また、意識下に環境の変化を恐れている部分があり、かえってストレスを大きくする危険性があったため)
外科手術やその先の戸籍変更までを希望しているGID当事者は、手術までの間に移行後の性別で暫定的に過ごし、起こりうる問題を検証する期間──いわゆるリアルライフテストを設けますが、それとはちょっと違う意味合いでした。

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