RE:cycle of the PENGUINDRUM 前編 君の列車は生存戦略

アニメ版を何度か視聴したことがあったので観に行った。最初の桃果の図書館のシーンで、本棚が動く演出がすごいなと思っていたらエンドロールでそのシーン専用の演出家の名前が表示されていた。

アニメ版の時から、セーラームーンを連想させる変身の描写は変わっていなくて良かった。幼い少年になった二人兄弟が桃果に渡された本を読みながら、アニメ版の内容が総集編として流れる構成で、前編では全体の中盤までの内容がまとめられていた。新しく追加されていた場面でのヒロイン二人の登場はなかったので、苹果ちゃんを見るのが楽しみになった。灰色の水曜日もピングドラムを観て知ったので、後編では聴けるといいなと思う。前編では、アニメシリーズが全て終わった後の世界が決定的な変化をするわけではなかったので、映画の内容に衝撃を受けたわけではなかったのだが、アニメシリーズの内容をまとめて反芻したことも相まって、エンドロールはとても圧巻だった。ノルニルのオーケストラの音を映画館で聴けたことはすごく良かったと思う。改めてかっこいい曲だと思った。