先週くらいのこと
先週くらいのことを書きます。
久しぶりに文字を書くのでリハビリ的な側面もあります。駄文かも知れませんがご容赦ください。
後半明らかにエネルギーが切れているのでそこもご容赦ください。
3月27日
加藤ミリガンさんと森本サイダーさんという
デカめのピン芸人2人と映画館に行った。
新宿のTOHOシネマズ前に朝11時集合。夜行性の生き物と言われている芸人の集合時間としては異例の早さ。
ミリガンさんがその後ライブだったから早めの上映時間の回が選ばれたらしい。
ミリガンさんは普段何もない日は、毛先が縦横無尽にとっ散らかった水分皆無のボサボサの頭髪に寝ぼけ眼で僕らの前に現れるのだが、
ライブがある日はボサボサの頭髪を整髪料でビシッと固めて人前に立つ職業の者らしく小綺麗に登場する。僕はミリガンさんはとても男前だと思っているので髪の毛を固めているモードのミリガンさんに会えるのは少し嬉しい。
鑑賞したのはアリ・アスター監督の「ボーはおそれている」。アリ・アスターは「ミッド・サマー」の監督。主演はジョーカーのホアキン・フェニックス。
わりかし謎を残したまま終わるというか、色々な解釈ができる考察のしがいのある作品。
20代の頃は謎が全部回収されてスッキリする作品が好きだったんだけど、
歳をとるにつれて謎やら伏線やらがとっ散らかったままの「余白の多い作品」も好みになってきた。そういった作品を誰かと観て「あれはどういうことだったんだろう」「あのシーンはあれのメタファーだよね」なんて具合に感想を一緒に観た人と話せるのが楽しいと感じるようになってきた。
この日も鑑賞後にサイダーさんと町中華に入って考察サイトを観ながら映画のわからなかった部分について語りながら「余白」を楽しんだ。観ている瞬間だけが楽しいんじゃなくて、鑑賞後もその映画のことで頭がいっぱいになって、想像を膨らませて、フワフワと包んでくれる作品っていいと思う。
そういえば映画終わりにサイダーさんが上映中にずっとポップコーンを食べていたとミリガンさんに怒られていた。
「ポップコーン、ミスったなあ…」とサイダーさんは後悔していた。
けど映画館のポップコーンって上映中ずっと口に運び続けていないと量的に食べきれないよね?始まる前の予告の間に完食できる人っているのか?残すのも勿体無いし。
ここのマナーについては人によって諸説あると思う。
「次から気をつけよう」
反省を口にしたあと、サイダーさんはとても先ほどポップコーンMサイズを完食したとは思えないほどの早さで町中華で回鍋肉定食の大盛りをぺろりと平らげていた。ぼくの3倍ぐらいの速さで完食していた。全米が驚愕もんだった。
映画の謎と彼の胃袋の謎がその日はずっと頭の中をぐるぐるしていた。
29日
夜に「素敵じゃないかの漫才大陸」に出演。
珍しく柏木が終わりに誘ってくれたので
ジャンクの山下とフランツの馬場とアークの糸井さん飲みに行った。
山下と糸井さんは途中で帰って、
最後は柏木と馬場と僕の3人が残った。結構終電ギリギリになってしまったので歌舞伎町から駅までダッシュした。
なんだか終電に間に合うために走るなんて久しぶりで
「若者っぽい!」と若干のアンチエイジングを感じながら足を回し続けた。
「側から見たら絶対この3人金ないやん!」柏木も馬場も息を切らしながらなんだか楽しそうだった。
髪の長い僕の走る姿がどうにも不恰好だったらしく「全部がどうでも良くなってる魔女みたいやな」なんて喩えられながらギリギリで最終電車に乗ることができた。
終電を目指して走る若者の姿ってきっと、若さとか色々なキラキラしたものが集約されていて、絶対写真とか映像なんかに残したらとても良いものが撮れると思うんだけど、当の本人たちは電車に間に合うことに必死でそんなものに写っている余裕はない。この時間は後々に残ることはない。儚いからこそ美しいのかもしれない。
そんなことを帰宅してから考えていたら次の日は朝が早かったことを思い出して終電まで飲んだことを深く後悔した。
30日
なんだか久しぶりのライブ3本はしご。
車海老のダンスの情野と久しぶりに会ってすごく喜んでくれた。彼女はその場にいてくれると楽しいランキングが僕の中で高い。
京極にタバコ誘われて、大久保公園の喫煙所で寝ぼけ眼で煙を燻らせた。
9番街レトロはその日は新宿から渋谷に移動してライブがあってまた移動して営業。その後また移動して配信だったらしく非常にハードな1日らしかった。
僕はその日ハイジアからバティオス。終わったら職場の飲み会だったのがなんだか恥ずかしくなってその事実は伝えなかった。
きしたかのさんとも久しぶりに一緒だった。
きしたかのさんとお会いするのは去年の年末以来なのだが、それくらいの時期から僕は液晶タブレットでイラストを描くことにハマっていて描いている間にラジオを流したりするのだが、ここ最近はきしたかのさんのブタピエロをずっと流していた。なぜだかブタピエロを流している間はいいイラストが描けた。
「ブタピエロ、地上波進出おめでとうございます!全部聴いてます!」とまるでファンのような感じで高野さんに話しかけてしまった。
高野さんは喜んでくれた。
その横で岸さんが350mlのいろはすを何本か買ってきて楽屋の机の上にあたかもケータリングかのように置いておくという悪戯をしていた。
黒田さんがケータリングだと勘違いして普通に飲んでいた。
ケータリングじゃないとわかって気まずそうにしていて岸さんはニヤニヤしていた。
以上です!
もっと頻度高くやっていきます!