言語化の悩み 進展

実家に帰ってきた。
母が高校の同級生と10年ぶりにランチをするという話題。
私「そんなに仲良いわけでもなかった人と10年ぶりに会って話せんくない?」
母「いや意外とそうでも」
姉「仕事何してるん?とか最近どうしてる?とかだけで2~3時間は話せるやろ」
母「そうそう」
私「いや15分が限界かな…..」

雑談は好きだけど雑談力はない。
幼稚園来の親友とは1泊2日、徹夜しても話し足りなかったくらい無限に話せる。無言の時間もない。幼稚園来とは言ってもお互い中学受験をしているので幼稚園+小学校分しか共通の話題はないけれど、無限に話せる。喋る分量もお互い半々くらいで心地良い。
こういうときに性別で分けるのはあんまり良くないんだろうけど、親友以外の女子と会話が続かない。小学生のときはそんなことなかったと思うけど、中学生くらいからなんかできなくなってしまった。男子とは全然話せる。何が違うかわからなかったけど、母の核心を突いた指摘でちょっとわかった。

(さっきの会話の続き。)
私「男子はまだ話せるけど女子は親友以外話せん。続かん、会話が。」
母「あんたが相手に心開いてないんじゃないん?」

そういう視点で考えたことなかったなと思った。私の雑談力がないのはないとして、相手によっては話せるというのは相手との共通の話題とか、興味の方向性とかそういう問題だと思っていた。よくよく考えてみると親友や中高の男子の友達とかは結構雑な返事をしても許してくれるから仲良くできていたのかもしれない。「んなわけないやろ」とか言っても不機嫌にならない人たち。女子にそういう対応あんまりしたことないなと思った。無意識に遠慮して当たり障りない返事をしている。ということは、雑な扱いをしたら裏で悪口を言われる みたいな思い込みを勝手にしているんだろうな。めんどくさいから関わることから避ける、みたいな。まあ結局心を開いていないんだろうな。

小学生のときはできてたのに中高生からできなくなったのは、中学生のときに大所帯女子グループに一瞬属していたことが原因だと思う。
中学はお弁当だった。初めは女子3人で食べていた。そのうちの一人が人とトイレに行きたいタイプの子で、トイレという場所がそもそも嫌い&人を引き連れてトイレに行く人が嫌いだった私は入学早々、このグループ微妙だなと思った。その後ややあって、クラスの女子グループを転々として全員と1回以上昼食を食べた。その途中で8人くらいの女子グループに混ざって食べることになった。一つのグループの中にもニコイチとか時と場合によって引っ付く人が変わって、裏で悪口言ってたり、表面上の謎の遊びに付き合わないといけなかったり、だいぶ気疲れした。なんというか覚えることが多すぎる。誰と誰が何で、このときはここはこういう考えで、こういうときはこのノリを実行するとか。多少楽しみはしたけど暗黙のルールが多すぎた。けれど別に陰湿な感じもいじめみたいなのもなかったので忌み嫌っていたわけではないが何せめんどくさかった。表面上合わせているつもりだったのに、こそこそ話して、聞いても教えてくれないことがあったり(どうでも良いけど自分だけ知らないのもなんか嫌)、なんか私邪魔っぽいなと思ってすぐに抜けた。その頃は素の自分で対応してそういう扱いを受けたので、なんかもういいやとなった。結局最後は4人グループで週に1回食べて後の週4回はそれぞれ1人で食べるという形をとっていた。めっちゃ楽だった。1人に慣れてしまった。

(また会話の続き)
母「じゃあ○○ちゃんから10年後に『2人でランチ行かない?』ってLINEきたらなんて返事するん?」
私「『行かない』って返す」
母「えぇぇぇぇ゛」
姉「せめてなんか予定あるとか嘘でもなんでも良いから言いなさいよ」
私「予定ないのいつ?とかなるのもめんどくさいやん」

嘘つくのもめんどくさいので(もちろん相手は選んでいるけど)理由を言わずにYES/NOだけを答えることがよくある。でもそれって自分の中で理由すら考えられていないってことなのかもと思った。行かない理由を言語化する前にNOという結論が出ている。言語化というかそもそも理由とかない。行くか行かないかだけだから。でも社会適合者は遠回しに断るために一旦頭の中で理由を考えている。私が言語化苦手な理由はここにあるのかもしれない。じゃあどうやって行かない、を決めているのか。楽しそうか、乗り気か、とかでしか決めてないな。気分じゃないとか。そこを掘り下げることが滅多にない。なんで?って聞かれても行きたくないからとかしか答えない。でもちゃんと考えてみると、その人と過ごす時間と1人でいる時間を天秤にかけて、1人でいる方を選んでいるということ。ただそれだけのことだけどそれすらもわかっていなかったんだなと思った。(もちろんそのまま言うと相手を怒らせるだろうから行かないだけ言う方が良さそう)

中学英語みたいに、Do you~?で聞かれるとYes,I do. か No,I don't.で返す癖がついてしまっている。ちゃんと考えてない。他の人の頭の中が上だとしたら私は下。

多分社会適合者
多分社不の私

誰が相手でも心を半分くらいオープンに接していきたい。嫌われたらそれはそのとき、で。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?