睡眠ログと心拍数〜胃と肝臓に残業させないホワイト晩酌を目指そう
アップルウォッチを使うようになってから睡眠ログと心拍数を記録している。
記録するようになるといい数字を出そうとして早寝になる。体重も血圧も、習慣的に測っていると半ば無意識にいい数字を出そうと生活習慣が自ずから改善する。よいことである。よい結果が出た朝は「よしよく寝たから今日の俺は無敵だ」と一日の行動が自信に裏付けられたものになる。
安静時心拍数と死亡率は逆相関するという事実があるので、睡眠時含めある程度まで低いに越したことはないのである。すなわち人間は一生に決められた安静時心拍数の総計というものがあり、それを使い果たすと寿命が来ると考えることもできる。睡眠時並びに安静時には心臓をゆっくり使うのが長生きの秘訣である。
自らの睡眠時心拍数について、長いこと記録を続けているうちにわかった法則がある。
・夕食を食い過ぎると上がる。→ 消化するために消化器系が「残業」してるから
・お酒を多く飲むと上がる。→ アルコールを代謝分解するために肝臓が残業しているため。
平均して50/ 分前後だが、飲み過ぎ食い過ぎした際には60を超えることもある。そうした折には反省し、睡眠時心拍数の上がらない生活習慣を心がけるようになるのでよいことである。身体諸器官あまねく定時で操業完了するようにしたい。
今年初め、思うところあって二週間ほど断酒してみたところ、連日40台が続いた。それまでにないことであった。そして飲酒を再開すると50を越えるようになる。
先日もちょっと胃の調子がよくないのでひさびさに飲まないで寝たところ、平均心拍数が43、最低値が39と出た。いずれも自己ベストである(タイトル画像)。冬眠しちゃうかと思った。
飲まなければ低くなることはわかっているが、やっぱりお酒は飲みたい。それはリスクとベネフィットのトレードオフというものである。50前後を維持して飲み続けたいと考え、日夜ローインパクトかつ満足度の高い飲酒メソッドについて試行錯誤しているのである。
ちなみにお酒を飲むと眠りが浅くなるというのが定説である。ましてや寝酒などというのは定時5分前に肝臓に「悪いけど明日までにコレやっといて」と残業を頼むようなものでブラックな行為である。
しかし別なアプリの睡眠ログを分析してみたところ、わたくし的には飲酒量が一定以下、なおかつ就寝2時間前にアルコール摂取を完了していれば睡眠の質、並びに睡眠時心拍数にはさほど影響ないという知見を得た。