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今年もE-bikeで奥久慈を遊んだ話

昨年の7月に福島県の最南端たる奥久慈エリアをe-bikeで走った。
その後今年もふたたび同地を訪れる機会があったので去年同様サイクリングを楽しんだ話である。

昨年は車載で持参したtern vektronに加えて、宿泊した湯遊ランドはなわでレンタルしたBESV PSAを妻氏用に供したのであったが、その際に試乗したBESVのすぐれた性能に感嘆したわたしは、PSAの折りたたみヴァージョンといえるPSFを春先に購入してしまったのである。なので宿には申し訳ないが今回はレンタルすることはなく2台とも持ち込みとなった次第。

ちなみに昨年は宿のフロントには3台のe-bike(PSAに加えてミヤタのクロスバイクとmeridaのMTB)が並んでいたが、今回はPSAの姿はなく残りの2台だけだった(ただし妻氏によるとその奥のスペースにPSAらしき黄色い自転車が2台置いてあったという未確認情報あり)

昨年は奥久慈サイクリングのサイトにある「三角形の道」と「ツールドはなわコース」の二つのルートを走ったが、周辺の山地には他にも面白そうな道が網の目のように伸びている。よって今回は地図を見て面白そうだと選んだ道を辿ってみる。

・DAY1

去年は宿の南側の地域は未踏であったので今回そのあたりを探索してみる。

東館駅方面にクルマで下りる道すがら通る際にいつも美しい村だなと感じていた高野谷地集落。その先から林道に。

集落もまばらな林道を辿った末、去年走った「ツールドはなわ」ルートに出た。
「かっぱのすり鉢」周辺は伐採が入ってかつての鬱蒼とした感じがなくなってしまったような。

かっぱのすり鉢の対岸

去年もすれ違った狭隘路線バス。

最後にまわり道した渓流沿いの道。この区間もいい道だった。

奥久慈サイクリングの立派な標識。


・Day2

この日は雨で自転車は諦めかけていたのだが、午後遅くに雨雲の隙を見てPSF単独行で出かけた。「三角形の道」に囲まれた内部の地域の探索。

「三角の道」の写真にもっともよく使われる区間に出た。
写真だと森閑とした雰囲気だがクルマの通行は結構多いし、みんなわりと飛ばす。ブラインドカーブからいきなりクルマが飛び出して来るので撮影も落ち着かない。

その先、旧道と思われる脇道に入る。通るクルマもなくこちらのほうが森閑と呼ぶにふさわしい道。

その先、川上川沿いの林道に入ろうとするとこんな看板が。

字が消えており何により何になるのか不明である。だいたい予定期間が5年てどんな工事だ。
とりあえず入ってみる。

渓流沿いのいい道だ。しかし刈り払いもされておらず次第に廃道フィールが漂い始める。

ここまで来てこの先通行不能と諦めて引き返す。

「三角の道」の県道の西側を併走する細い道をたどり、県道に合流してすぐ湯岐(ゆじまた)温泉に向かう道を辿って湯遊ランドに戻った。

湯岐温泉。秘境ムード横溢

・Day3

この日はふたたび2台で。Day2に走ったルートに続いて、山中を貫く「ふるさと林道」を辿ってみた。

ふるさと林道とは広域農道と似て「地形にお構いなくとにかくぶち抜く」ポリシーで作られているのでアップダウンは多い。e-bikeの本領発揮だ。しかし風景的には(当たり前だが)山ばかりでさほど面白くなく、やはり川沿いの道のほうが走って楽しいものだと改めて感じだ。

去年も思ったが、湯遊ランドはせっかくいいe-bikeを擁しているのだからそのことをもっと宣伝し、レンタル付き宿泊プランとかでサイクリストを呼ぶ戦略を打ったらどうだろう。「奥久慈サイクリング」もe-bikeレンタルの件をもっと喧伝すればいいのに。山間部のルートはコアなローディ向きだがe-bikeなら気軽に楽しめる。温泉まであって最高ですよ。

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