見出し画像

世界のエクストリーム運輸Youtubeチャンネル 「ありえない道 (Les Routes de l'impossible」

諸君、わたしは辺境が大好きだ。

アジアで、アフリカで、東欧で、いつかはやばい国のやばい道を走ってやばい町を訪ねる旅をしてみたいと思いつつ幾星霜、しかしいつの間にか齢を重ね、そのような無茶をする気力も度胸も衰えてしまった。

そんなわたしが最近ハマっているフランスのYoutubeチャンネルがこれである。英語字幕付(無いのもある)。
現在シーズン12まである(→プレイリスト)。

たぶん同コンテンツの英語版。こちらは米国のチャンネルBest Documentaryの中のリスト。

世界各地のヤバい国のヤバい辺境で、すさまじい悪路をすさまじいクルマで物資や人を運ぶさまを取材する、エクストリーム運輸ドキュメンタリーシリーズだ。諸君は行きたいか。ー 辺境!辺境!辺境!
どの回もどこの国もすごいが、見ているうちに、

・タイヤに溝があるのは甘え
・フロントガラスはあるとは限らない。あってもしばしば銃撃で割れてたり。
・泥にはまって動けなくなってからが本当の仕事
・スタックから抜け出す道具はおもに石
・配管の割れとか漏れの充填材は草
・ドライバーはエンジンや変速器まで修理するスキル必須。
・それでも治らない場合は応援や部品が届くまで現場で数日待つ。途中の村にはそういう人を泊める設備も。

… というのがスタンダードに思えてくるのがおそろしい。

以下にいくつかお気に入りを:

シエラレオネ:ぶっ壊れ度がいちばんすごいトラックが出てくる

コンゴのエクストリーム鉄道旅(座席があるのは甘え)
不幸(malheureuse)と踊(danse)っちまうと、屋根から落ちて死んだり、連結板に脚挟まってちぎれたりするらしい。

マダガスカル:水没してもよみがえるトヨタハイラックスつおい。

ウクライナ:カルパチアの山奥で奮闘するソビエトマシン

何より驚かされるのが、限界トラックの荷台や限界バスの屋根から竹筏での激流下りに至るまで全てカメラマンが同乗して撮っていること。命がけだろうカメラマン。
そのおかげでわれわれはお茶の間で限界トラベルを追体験できるのが素晴らしい。

さああなたはどの国でエクストリームする?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?