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奥久慈 久慈川CRをあきらめて街ポタした話

#ふくしま田園サイクリング
(2021.7走行)

奥久慈エリアの山中をe-bikeで遊んだわれわれであったが、この旅にはブロンプトンも持参してきていた。奥久慈サイクリングのもうひとつの売りである那珂川サイクリングロード(以下CRと略)と、その沿線の街を巡ろうという腹であった。全く平坦なこのコースは人力でのんびり走ろうと考えたのだった。


・久慈川CRで挫折する

当初の計画では、JR東館駅から久慈川CRを辿り、約20km北の棚倉まで走ってからJR水郡線(もしくは路線バス)で戻ってこようと考えていた。
しかしこの日の天気はこれから雨、ところにより強く降るでしょうというもので、天気アプリの雨雲レーダーで見るとまさに一塊の邪悪な雨雲が北の方に待機しているのが見てとれた。
それでもまあせっかく来たんだしちょっとでもCRを走ってみようじゃないか、と言ってわれわれは走り出した。しかしやはり進行方向の空模様があやしい。3kmも行かないうちにゴロゴロと遠雷が聞こえ始め、風も強くなってきた。天気アプリで見ても雨雲が南下しつつあり、この先あまり幸せなサイクリングは見込めなそうな感じだ。よってその先の走行はあきらめて出発点に戻ることを決定した。

前方に明らかに雨が降っている


クルマに戻ってまもなくまとまった雨が降り始めた。
というわけでこの日の走行は往復5km余りであえなく終了となったのである。

・塙

そして翌日である。天気は相変わらずパッとしない。久慈川CRを自走するには今日も不安がある。
それでも雨雲レーダーを見ればこの先は雨は降ったり止んだりを繰り返す見込みで、サイクリングはあきらめても雨の間隙を縫って街歩き/ポタリングは可能な雰囲気だ。
そこでわれわれは本日の行程は車で移動するのを基本とし、適宜自転車で局所的に遊撃を展開する方針とした。
まずは塙町の中心部であるJR磐城塙駅周辺の街並みを目指す。
着いてみればさいわい雨は小止みとなり、なんとか自転車で動き回れそうである。
JR磐城塙駅から伸びる商店街を流す。昭和の雰囲気を残すよい商店街だ。

こういう玩具店には昭和から売れ残っているプラモデルとかのお宝商品が眠っていそうだが、Googleの口コミに「ここ数年で目ぼしいものは無くなった」という声があった。入店しなかったけど。
本日の優勝物件。地方の床屋のよさが溢れている

・棚倉

塙をあとにして次に向かったのは棚倉。水戸に至るかつての棚倉街道の宿場町であり、現在も随所にその名残がある。

城址は公園になっているが堀以外の遺構はほとんどない。


・東館

戻ってきたJR東館駅周辺は福島県南端である矢祭町の中心。鄙びた佇まいの駅舎から続く商店街も何やら懐かしい気持ちにさせてくれる。

久慈川CRを含む棚倉周辺の周回コース

はここに↓

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