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E-bikeで山寺〜面白山〜天童高原に登って下りてきた話

(2022. 11)
一昨年の同じ時期、11月に単独で山寺から紅葉川渓谷沿い〜天童高原まで登ったのだった。
そのときは軽い気持ちでBianchi Lupoで、しかも山形市内の自宅から自走で行ったのだが、これが結構しんどくて、次来ることがあればe-bikeにしようと思ったものだった。

それから2年、今日はTern  VektronとBESV PSFのe-bike2台で、奥さんを連れて気楽な天童高原ライドに出かけたのである。しかも山寺の近所まではクルマだ。

さくらんぼサイクリングロード沿いのその名も「立谷川ニコニコパーク」にクルマを停め、ニコニコしながらたたんだ2台を降ろす。山寺の約3km手前だ。

さくらんぼCRを遡っていくとほどなく山寺。
おととし来たときはコ口ナ禍のおかげで観光客もまばらで寂れた感じですらあったが、今回は好天の上に昨今の規制緩和のおかげで関西弁のおばちゃんの団体や外国人や修学旅行生などひと通りの種類の観光客が戻ってきており、だいぶもとの活気を取り戻しつつあるようだった。(感染状況は改善したわけではないのだけれど…)。

山寺の先、最奥の所部集落を過ぎると紅葉川林道に入り、道幅も狭くなってくねくね曲がりつつじわじわ高度を上げて行く。
紅葉も終わり近い紅葉川というのもなんか損した気になるが、静かでいい道。

10kmの林道ライドでJR仙山線の面白山駅に到着。(北)面白山と南面白山に挟まれた谷あいの駅だ。
ここから線路を越えてさらに天童高原に至るうねうねの登りが続く。
一昨年来たときはこれでもかといわんばかりに続くうねうねにもうそろそろ堪忍して下さいという気分になったが、アシスト付きだと至って余裕である。

面白山高原駅から3km余りの登りで天童高原キャンプ場&スキー場に到着。
レストハウスでは食事も供しているが、いつ来ても大音量でJポップを流しており、あたりの野山に響き渡っているのは情趣を削ぐとしか言いようがない。

登りはここで終わり。
ここから天童の町までガーッと下っていく。
逆ルートは地元ローディに人気のヒルクライムコースだ。ぼくらは下るほうがいい。

頂上から4km下ったところ、町から見ると最奥の集落である田麦野。
のどかな農村風景になにやら突然英国風の立派なお屋敷が忽然と建っているので何事かと近くで見れば、英国アンティークと建具のお店だった。

今回は中へ入らなかったがまた日を改めて訪ねてみたいと思った次第である。

さらに下っていった末に平地に着く。
若松観音近くの集落にあった無人販売では、りんごもラフランスも柿も100円均一でという豪快な価格設定。思わずラフランスを買い求めた(数日熟させてから食べたがおいしかった)。

この先は以前から何度も走っている果樹園ルートをたどって立谷川の川筋へ。
e-bikeのお気楽な愉悦を満喫した秋の好日でありました。

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