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チェコのサイクルマップアプリ「mapy.cz」が日本で使っても楽しい件

チェコ全土のサイクリングルートを手軽に見たいと思って見つけたのがこのウェブマップ。

(縮尺を上げていくとサイクルルートが表示されてくる。番号は現地のあの黄色い標識に出てるやつ)

これにはアプリ版もあるのだが、驚いたことに世界中の国の地図がDLできて、日本の地図も見ることができる。それだけならあまり使い道はないのだが、アプリだと面白い機能が付いている。
それは「選んだ距離でサイクリングルートを作ってくれる」というものだ。

当地山形市で実際にやってみよう。
画面の右下の三本線マークをポチすると…。

このようなリストが出るので…。

「Trips nearby」をポチ。
すると出発地点の入力欄が出る。位置情報onにしてあれば現在地になる。
任意の場所にしたいなら地図を移動させて地点を長押ししてから「Trips nearby」を押すか、地名あるいは施設名を英語で入力する(日本語だとうまくいかない)。

上は3つのアイコンが出る。ウォーキング、サイクリング、もう一つはクロカンスキーだ。最後のはいかにもチェコらしいけど日本の地図ではこれはもちろん表示されない。
いずれかのアクティヴィティを選んだ上で下のカーソルを動かす。これがルートの距離となる。
たとえば『山形駅から5kmウォーキングしてみたい』とか、『市役所から30kmサイクリングしてみたい』とか思って設定すると、交通量の少ない道を選んで(これ重要)その距離の周回コースを作成してくれるのである。
ルートのソースをどこから持ってきてるのか不思議なのだが実によくできている。
いろいろルートを見てみたが、実走した道も多く、なるほどなと感心することしきり。交通量が多めの道もあるが、多くはもっと静かな道が並行しているのでそれらを選べばよい。
走る際には「Navigate」をポチすれば実際にナビしてくれるスグレモノだ。

試しに山形市役所を起点に20kmコースを作ってもらったのがこちら。
うーんこれなら東側は馬見ヶ崎川沿いを通った方が楽しいかな、少し遠回りになるけど。

続いて30kmちょいルートは天童往復。

40kmだと、べにばなトンネルの上を越えていく旧道山越えルートから高瀬周回。これは走ったことがある。
ワイルドで楽しい道だけど、ダートの林道区間もあるからグラベルかMTBじゃないとつらい。

50kmだと寒河江周回。
これも東半分は馬見ヶ崎〜須川〜寒河江川沿いの道のがいいな。

以上のスクショはスマホで見たときのものだが、タブレットだとスマホには出ない標高グラフも表示される。

ちなみに10kmでやってみたところ鶏正にから揚げを買いに行くルートになった。


あなたの街でもやってみては如何でしょう。

<余談>
ウェブサイトのほうだとチェコ国内の地図で左上の「chenge maps」→「from 19th century」を表示すると、その地域の19世紀当時の地図を見ることができる。当時はハプスブルク帝国の版図であったから、地名が全部ドイツ語なのが興味深い。

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