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スロヴァキアの森の与作がどんじゃらほいフォークロック〜 Hrdza

スロヴァキアの首都ブラティスラヴァは西の端っこですが、このバンドは反対側の東の端っこのほうのプレショフを根城に活動しているバンド。ウクライナ系少数民族ルシン人も住み、とりわけ伝統文化が根強い地方とされています。

そんな地方を拠点に活動するこのバンド、伝統音楽の楽器や唱法の上半身と、極太ロックビートの下半身が合体したハイブリッドスーパーロボといった音で度肝を抜かれました。
そもそもバンド名は子音が4つ続きカナ表記不可能。読むだけで難易度高い(よめない)。

最初に何かの機会に聴いたのがこの曲。PVでぴょんぴょん踊る田舎ガールズたちの可愛さもさることながら、へいやーほーという与作ライクなリフレインがクセになる。
フォークロックというのどかな言葉からは想像し難い、スロヴァキア演歌ロックとでも呼べましょうか、英国のジェスロ・タルを思わせる「濃さ」があります(タルに似てるというわけではないけれど)

調べてみればデビューアルバムからすでに20年以上の活動歴を持つベテラン。腰の入った演奏も頷ける。
海外のフェスやライヴも積極的にこなしながら、あくまで東部の小さな町を拠点にしていることからも、自らの土地や文化への愛着が感じられます。

他のP Vも出てくるやつがみんな民族衣装着てるしやたら何かにつけて踊るしでとてもよい。

昨年2023に出た新譜はこちら。
さああなたも一緒にへいやーほー。


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