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Papik兄貴の快進撃はつづく〜 P. ダニエーレとミーナのトリビュート盤

以前にご紹介したイタリアのプロデューサー/キーボード奏者Papik。
往年のイタロ歌謡の名曲の数々をAOR/シティポップ/ブラコン風アレンジでカヴァーした、どちゃくそカッコいいアルバムを量産してる兄貴です。

もしかして月イチリリースとか目指してないかと思われるような怒涛の多作ぶりはその後もとどまるところを知らず。
あらたにぶちかましてきたのはピーノ・ダニエレのトリビュート集。70年台からナポリのドンとして愛されながらも60歳で急逝したピーノの名曲が並びます。

ピーノの場合、原曲がすでにAOR〜メロウグルーヴ的アレンジで完成しまくっていることもあり、わりと原曲を尊重したアレンジとなっていますね。
(一曲目だけニーノ・ブオノコーレの曲ですが)。
ピーノ役を歌い演ずるのは Laura Lanzilloという女性シンガー。なるほどそう来たか。ピーノのハイトーンの歌を他の男声シンガーで再現するのは難しいからいっそ女声でいっちゃおうというわけかもしれません。

さらに間髪入れずリリースされたのが、イタロ歌謡の女王ミーナのトリビュート第三弾。
御本尊がすさまじい歌唱力で歌われた曲をカヴァーするのはシンガーとしてもプレッシャーでしょうが、めちゃくちゃ上手い(でも無名な)やつらが入れ替わり立ち替わりその大役をそつなくこなしている。シンガーの宝庫イタリアのすごさです。
ACジョビンの「三月の水」のイタ語カヴァーもありますな。



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