2023年 年間総合音楽ランキング (アジア・グローバル編)
ここで紹介するのは私が1年52週、52回分作成した独自の週間ランキングの順位をポイント化して集計したもののうち、歌謡曲・演歌世代の歌手を抽出したものです。
2022年12月18日付~2023年12月17日付までを集計しています。
売上基準でも再生数基準でもない(参考にはしていますが)ので、他とは大きく異なるところもありますが、こういう隠れた曲があったのかと発見する機会になれば幸いです。
(K-POPの歴史云々ではなく、完全に自分の目と耳のみでピックアップしているので、あれが入ってない、や、NewJeansおじさん? といった意見も出るかと思いますがご容赦ください)
41位~50位
CSR「Shining Bright」
本ランキングに登場するK-POPの中でもっとも日本的アイドルにコンセプトが近いのがCSR(チョッサラン(初恋))。ただ、もっとも新しく耳に入ってきた情報では中国版プデュにCSRのメンバーが参加しているらしく、どうなってしまうの?と気がかりです。
SEVENTEEN「Super (孫悟空)」
2023年のセブチで一番私の印象に残った活動曲。韓国メロン年間チャート18位。YouTubeのタイトルには「Super」と書かれていないように、彼らの楽曲にはタイトル表記が何種類も存在しているので検索が難しく感じます。が、どんな仕掛けになっているのかわかりませんが、Spotifyでは孫悟空で検索してもこの曲にちゃんとたどり着けます。
紅白歌合戦で今年の曲であるこれが披露されなかったのは、日本語バージョンがないからだったのでしょうか。
RIIZE「Get A Guitar」
2023年デビューのボーイズグループの中では注目度ナンバーワンだった気がします。タイトル通り、ギターサウンドが非常に効果的に使用されていて、耳が喜ぶサウンドになっていましたし、NewJeans同様に「K-POPぽさ」をほぼ感じませんでした。歌番組でも生歌で勝負できるグループらしく、MV以外にそれら歌番組映像もたくさん視聴しました。
JISOO (from BLACKPINK)「Flower」
BLACKPINKジスのソロデビュー曲。
韓国メロンの2023年・年間チャート15位。
米ビルボードGlobal200の年間チャートで160位。
31位~40位
Jung Kook「3D (feat. Jack Harlow)」
各種年間ランキングにエントリーしているのはソロ第1作の「Seven (feat. Latto)」の方ですが、私的年間ランキングで上位になったのはこちらの方でした。ソロでも米ビルボードソングチャートの常連になってきているうえに客演がJack HarlowということでこれをK-POPという括りにしていいのかわからなくなってきていますが。
JIHYO「Killin' Me Good」
TWICEジヒョ姉さんのソロデビュー曲。
21位~30位
NMIXX「Young,Dumb,Stupid」
メインの活動曲ではないですが、わらべうたを取り入れてあることでかなりキャッチーな曲になっていました。と同時に、考察が必要なほどの難解さのないメンバーのピュアな魅力が伝わってくるMVだったのもポイント高かったです。
tripleS「Rising」
ポストNewJeansが早くも出現した、とデビュー当初から注目していましたが、現状かなり水をあけられてしまいました。でも、「Rising」に限らず楽曲のクオリティの高さにはずっと魅了されていました。
INI「HANA_花」
去年の「We Are」に続いて自分好みのINI曲が出現し、見事に年間ランキング入り。いかつい系よりもこういう優しいのが好み。
11位~20位
NiziU「HEARTRIS」
NiziUの韓国デビュー曲であり、音楽番組(SHOW CHAMPION)1位獲得曲。これがまぎれもなく今年のNiziU最大のヒット曲だと思うのですが、紅白では披露されなかったことが残念(時差なしで日本語バージョンすぐに出しておけばよかったのにと思いました)。
STAYC「Teddy Bear」
2023年のSTAYC最大ヒット曲。日本語バージョンでシングル化もされました。韓国メロン年間チャート19位。
AKMU「Love Lee」
韓国メロン年間チャート45位。AKMUは日本デビューしていないと思いますが、日本のInstagramやTikTokでもこの曲を使用したショートムービーをよく見かけました。
aespa「Better Things」
バーチャル空間に生息していたaespaが季節感あふれる曲を出してきたなと思い、ヘビーローテーションしていた時期がありました。世間的にはメインの活動曲である「Spicy」が一押しだと思いますが、私的にはこちらが2023年の一押し曲になりました。
XG「NEW DANCE」
去年の「MASCARA」から始まり、今年XGが完全に見つかったなと思えたのはこの曲でした。この曲から、J-WAVEに続いてFM802のオフィシャルチャートにもXGがランクインするようになりました。J-WAVE TOKIO HOT100年間チャート84位。
1位~10位
IVE「I AM」
去年から継続する高貴なコンセプトを感じさせる2023年のK-POP代表曲。歌いだしからその高音を一発で出せるのか!とメロディラインにも圧倒されました。韓国メロン年間チャート3位。米ビルボードGlobal200年間チャート152位。ビルボードジャパン年間HOT100 98位。オリコン年間ストリーミング71位。
LE SSERAFIM「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」
デュラン・デュラン好きとしてはルセラがナイル・ロジャースとコラボするのは衝撃的なニュースでした。鍛え上げられた肉体とカングルムを堪能できるパフォーマンスにも目を奪われました。
韓国メロン年間チャート17位。J-WAVE TOKIO HOT100年間チャート79位。
ビルボードジャパンHOT100年間95位。
TWICE「Hare Hare」
ドーム公演を記念した日本向けシングル。ですがテレビ歌唱などのプロモーションは無し。紅白歌合戦には9人全員ではなくMISAMOとして出演しました。
FIFTY FIFTY「Cupid」
米ビルボード年間チャートで44位、年間Global 200では20位にランクイン。事務所の大きさに関係なく完全に楽曲の魅力で世界を席巻した一曲(NewJeans一色に染められていた日本ではあまりウケなかったのが残念)。
私的にも、Clairoの「Sofia」と共通の文脈を感じながら、K-POPとは思わずにヘビロテしてました。
PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS「LEAP HIGH!~明日へ、めいっぱい~」
2023年の日本で最大規模のサバ番"日プ女子"のシグナルソング。この番組からはSNSトレンド入りのシーンが多数生まれ、結成されたユニットME:Iの活動にも期待が高まります。
NewJeans「Ditto」
2022年「Attension」でヤバいデビューをした当初から私は注目していましたが、「Ditto」で完全に世間に見つかってしまいました。Spotifyのトップソングに「Ditto」と「OMG」の2曲を長期間トップテン入りさせ、関ジャムで「ミュージシャンが好きになるミュージシャン」としてサウンドの仕掛けに言及され、フェスに出演すれば入場制限がかかり、レコ大候補にノミネートされ(明らかにJASRAC非加盟だけどノミネートできるんだと驚いた)、最後はイルデなしで紅白出場という事件も起こしました。
J-WAVE TOKIO HOT100年間チャート1位。
FM802 OSAKAN HOT100年間チャート74位。
韓国メロンチャート年間1位。
米ビルボードGlobal200年間52位。
ビルボードジャパンHOT100年間26位。
ビルボードジャパン年間ストリーミング17位。
オリコン年間合算シングル3位。(ただしOMG合算)
韓国メロンチャートの年間ランキングについては、以下のURLを参照しました。
https://www.allkpop.com/article/2024/01/2023-melon-year-end-chart-the-top-50-hit-songs-revealed
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