私が愛してやまないフレディ・マーキュリーとの出逢いからいろいろを振り返ってみた
今日は私が愛してやまないフレディ・マーキュリーの誕生日。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』が世界中で大成功を収め、クイーンというバンドの存在が世界中に知れ渡って、いま私のnoteを読んでくださっているあなたも、きっとクイーンやフレディの存在を知っていると思うので、きっと紹介はいらないと思うんですが、フレディの誕生日にちなんで、フレディとの出逢いからいろいろを振り返ってみたいと思います。
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クイーンとの出逢いは、私が高校1年生のとき。
洋楽好きなクラスメイトに教えてもらったのがきっかけだった。
当時の私は、ヘヴィメタ好きな姉の影響もあってか、ガンズやスキッド・ロウ、エアロスミスなどのアメリカンロックを好んで聴いていた。クラスの洋楽好きな男子たちの中でも際立って洋楽ロックに詳しい男子と隣の席になったことがきっかけで、アメリカン・ロックにどんどんのめり込んでいった。休み時間や授業中でさえ洋楽の話で盛り上がっていて、音楽の話をしている時間が楽しかった。
そんなある日のこと。
「クイーンってバンド知ってる?かなりいいよ。」
とその男子が言ってきた。
「クイーン?」
クイーン=女王=ロックバンド?!?!?!
女王なんて名前のロックバンドが存在するの?!
何かおかしくない?
一瞬、メンバー全員が女装したド派手なバンドのイメージが頭の中に思い浮かんだ。
ロックバンドなのにクイーンだなんて。。。ぷぷぷ。
「缶コーヒーのCMにクイーンの『伝説のチャンピョン』って曲が使われてて、いついつの何時に流れるから見てみてよ。いい曲だよ。」
クラスメイトに勧められるまま、聞いてみた。
正直、あまりピンとこなかった。。。(笑)
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それから数か月が経ったある日のこと。
テレビのチャンネルを変えていたら、全身タイツのおっちゃんが一瞬視界に入ってきた。
「え?なに今の?」
と思ってそのチャンネルに戻すと、
やっぱり!!見間違いじゃなかった。
「何、このスーパーマリオみたいなおじさん。全身タイツなんか着て!!」
番組インフォを見ると、クイーンの来日ライブと載っていた。
そう。80年代のクイーンのライブ映像だったんです(笑)
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次の日、私にクイーンを勧めてくれた洋楽好きの男子にそのことを言うと、
「ああ、そうそう。全身タイツ着てるよね、フレディ。ゲイだったし。」
それで、クイーンという名前にも納得がいった。
(もちろん、フレディがバンド名をクイーンに決めたのは、単純に彼がゲイだからということではなかったと後から知るんだけれど。。。)
その2年前にエイズで亡くなったと、そのときに聞かされた。
全身タイツのスーパーマリオという風貌のリードシンガーで、『伝説のチャンピョン』にあまりピンとこなかった私は、クイーンのことなんか考えず、毎日を過ごしていた。
ある曲を聴くまでは。。。
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あれから数か月経ったある日、母が会社の人から70年代ロックのコンピレーションアルバムを借りてきた。
挿入曲リストにざっと目を通してみると、70年代の名曲ばかり。
その中にクイーンも入っていて、正直
またクイーン?
と思った(笑)
でも『伝説のチャンピョン』ではなかったので、
「そんなにいいって言うんなら、聞いてみようかな。」
と思い、軽い気持ちで聞いてみた。
すると、、、、、
最初の最初から、衝撃的だった。身体が凍りついた。
あまりにも綺麗なメロディにうっとりして、CDプレイヤーの前に釘付けになっていたところに、突然曲調がオペラ風に変わって(「ガリレオ、ガリレオ」とか言ってるし。。)呆気に取られているところで、今度はロック調になり、また静かな感じに戻るという、生まれて一度も聞いたことがない曲調に圧倒された。
そう。「ボヘミアン・ラプソディ」です。
続いて流れてきたのはこの曲。
!!!!!!!!!!!!!!!!
これも衝撃的!!
しばらく放心状態になっていた。
気を取り直して、もう一度流し、更にもう一度流し。。。
その夜は、この2曲を何度も何度も何度も聴いて過ごした。
生まれて一度も聞いたことがない曲調のロック。
今まで聴いてきた音楽の概念をひっくり返されたような、ものすごい衝撃を受けた。
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次の日、まだ放心状態から完全に冷め切ってないまま学校に行き、クイーンを紹介してくれた男子に、
「クイーンめっちゃヤバイね!!ごめん。私が間違ってた。。
アルバム貸して!」
と借りたアルバムが『グレイテスト・ヒッツ』。
私が圧倒された2曲も入っていて、他の曲にも圧倒された。
すぐにクイーンの音楽に夢中になった。
そして、クイーンのアルバムを集めはじめた。
当時、バイトをしていたので、バイト代で、毎月1枚ずつアルバムを買って、揃えていった。
まず買ったのは、『グレイテスト・ヒッツ』の1・2だったけれど、そのあとはファースト・アルバムから順番に1枚ずつ買っていった。
アルバムを買った日から翌月の次のアルバムを買うまでの間、そのアルバムだけを毎日聴いて、そのアルバム独特の世界観に浸っていた。そして、アルバムを聴いているときは、そのリリースされた年にタイムスリップしたような気持ちになっていた。
あっという間に相当なクイーン狂になっていった。クイーンというバンド自体ももちろん大好きだったけれど、特にフレディの虜になった。
クイーンのドキュメンタリービデオなども買い集めていて、映像で見るフレディの虜になった。ライヴ映像で観るステージでのパフォーマンス、大観衆の心を完全につかんでいるカリスマ性、そしてインタビュー映像でのフレディ。言うこと言うことひとつひとつが名言のように聞こえて、私の心を完全につかんでいった。
ステージでは完璧なショウマンを演じ切り、オフステージでは人生をフルに楽しんでいる。
プライベートではシャイで繊細な面もあり、そんなフレディの全てに魅力を感じた。
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当時、自分に全然自信がなく、周りの意見に流されたり、変に目立ちたくなかったし、ものすごく人目を気にするような子だった私。
大好きな音楽と英語に関してはむかしから情熱的だったけれど。。
こんなにも自信に満ち溢れていて、ここまでして自分という人をわかっていて、人生をとことん楽しんで、生命力溢れる人を見たことがなかった。
自分って何なんだろう。。。
って考えたときに、自分のことがわからなくなり、真っ暗な闇をさまようことになるんだけれど、その間ずっとそばで支えてくれたのはフレディだった。
あまりにも周りの環境や言動に左右され、びくびくしながら生きていた私は、自分がわからなかった。
自分は本当は何がしたいんだろう。。
自分が心の底からこうしたいと思うことって何だろう。
って。
そしていつしかイギリスに住みたいと思うようになっていった。
「将来はイギリスに移住する!!」という明確な夢が定まってからの私は、怖いものなしで、行動的になった。
知らない人がいる場所や、別の国に1人で行っても全然怖くなかった。
フレディがいつも傍についていてくれたから。
そして、今ではその夢を叶えてイギリスに住んでいる。
その過程を以前noteに書いたので以下にシェアします。
フレディと出逢って約30年。
これまでにフレディにどんなに支えられてきたか、私とフレディとの関係は相当深いので、言葉にうまくできないけれど、私なりに書いてみました。
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最後に。。。
フレディが好きすぎて、クイーンの曲などをピアノでカバーした動画を不定期でアップしています。ここ数年全然アップできていませんが。。
大好きな曲はたくさんありますが、その中でも特に大好きな曲のピアノ伴奏を。。。(つたない演奏ですが(汗))
改めて、フレディ、お誕生日おめでとう。
この世に生まれてきてくれてありがとう。
あなたに出逢っていなければ、今の私は存在しません。
これからもよろしくね。
I love you so much xxx
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