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写真日記/写真

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メルボルン周辺(ダンデノン丘陵/ヤラ・バレー/モーニントン・ペニンシュラ)のスナップ写真と呟き
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#海外生活

【詩/写真日記】蘇る時間(トキ)と空間

【君の瞳に映るもの】 光が差し込むその部屋に 足を一歩踏み入れた 突然セントポール大聖堂の鐘が鳴り響く 廃屋となった空間に過去が蘇る 移民が集まるこの街 縫製工場で忙しそうに働く女性達 オフィスから鳴り響くタイプの音 乱雑に書類が散らばるメールルーム 電話交換室から聞こえるのは君の声なのか なぜ外を見つめている その悲しい表情で何を見ている 置き去りにされた時間 君の瞳が語る儚い世界 過去から現在へと 止まるものは何一つとない 君はこの街の歩みを 光も影も全てを 優しく

【写真日記】心踊らせて...

先週の金曜日は、朝から藤花のアーチで有名な ガーデンに出かけた。 しめしめ、ほぼ朝一だから人がいない。 写真を撮るなら今! と、撮り始めていたが、10分もしないうちに 人の波が押し寄せて来てしまった(笑) 長年南半球に住んでいながら、 いまだに季節が逆だということに慣れていない。 北半球で生まれてしまうと、北半球の季節感は一生モノになるのだろうか? 自分の誕生日に藤の花というのが不思議でならない。 日本でならコスモスの花の咲く頃で、 よく誕生日のプレゼントでコスモスの花

【写真日記】雫と冬の光の中で

今年のメルボルンは寒くて長い冬を経験している。 私が住んでいる郊外の町も数日前に-1度まで下がった。 メルボルンは、シドニーなどの他の都市と比べると寒いと言われるが、 東京に比べたらかなりマイルドな冬だと思う。 雪は降らないが、雨が連日降り続いて気が滅入るし、 あちこち体にも不調が出てくる今日この頃。 今日は少し太陽が出ていたので、ダンデノン丘陵に行って少し歩いてきた。 冬の枯れ木が並び、新しい葉や芽が出てくるのを待っている。 こうやって、自然は毎年世代交代しながら成長して

【写真日記】心を浄化する日

昨日は、「心を浄化する日」と称して、大好きなモーニントン・ペニンシュラに行き潮の香りに包まれながらキラキラと輝く海を眺めてきた。 今回もまた、写真を撮るのが目的ではなかったので、フィルターも三脚も持たず気の向くままにスナップショットのみ。 元々、海が苦手だった私。ブリスベンに住んでいた頃は、ゴールド・コーストやサンシャイン・コーストにもよく行ったが、海を好きだと思ったことが一度もなかった。考えてみると、どこもサーフィンができる海で波がそれなりに高くなる。どうも高波に対して恐