マガジンのカバー画像

写真日記/写真

11
メルボルン周辺(ダンデノン丘陵/ヤラ・バレー/モーニントン・ペニンシュラ)のスナップ写真と呟き
運営しているクリエイター

記事一覧

【写真日記】スローシャッターで撮る波

朝から夏らしいお天気になると前日の予報で言っていたので、朝からモーニントン・ペニンシュラのフリンダースに気分転換を兼ねて行ってきた。フリンダースは、夏の夜(と言っても条件が調った時のみ)にオーロラが観測できる場所として、また潜水すれば竜の落とし子に出会える場所としても有名である。 今朝の海辺までのショートウォークで、夏恒例のフレンドリーな小蝿達に遭遇してしまった。いきなり口の中に入ろうとしてきたので、「ふぅー!!」と吹き出したが、あれよあれよという間に小蝿に囲まれ、抵抗もで

【写真】ピオニー・ファーム(モーニントン・ペニンシュラ)

芍薬(ピオニー)の季節が来た。 大好きなピンク色の八重ピオニーが開花して、今日から売り出すとインスタグラムで知り早速行ってきた。改装して以前より駐車場も販売所も拡大。ガーデンも一段と綺麗になっており、散策を楽しんで来た。 カメラ:Canon EOS6D レンズ:24-105mm f4 L IS USM / 85mm f1.2

【写真日記】プラント・ベースのランチ

ここ数週間お肉を避けている。これは私だけかもしれないが、心が沈んでいる時にお肉を食べると、丁寧に調理されてソースまでかかっていてもお肉の生臭さが口と鼻に広がって吐き出してしまうのだ。正直、今はお肉を見るのも嫌悪感がある。 そんな状況の中、今日はワイナリー地域のヤラ・バレーにあるTarrawarra Estateのレストランに行ってきた。ここは、私の大好きなレストランの1つで、プラント・ベースのメニューも充実していて、レストランの裏に畑があり、そこでハーブや野菜などを育てて料

【写真日記】童心に帰った日

普段私が海を見つめに行くモーニントン・ペニンシュラ。 この半島にある小さな町ショアハムにあるガーデンを散策してきた。ここは、迷路、ラベンダーガーデン、ロックガーデンなどがあり、数時間フラッと気晴らしに歩くには丁度良い広さ。敷地内には子供たちが楽しめるように、オモチャが転がっていたり、ガーデン・ノーム(小人達)や妖精達を探したりできるようになっている。普通ならこういった子供向けの娯楽には興味がないのだが、今の私には何故かこの単純なお遊びが心を満たしてくれるような気がして躊躇わ

【写真】冬枯れのガーデン

別に耽美主義という訳でもないのだが、定期的に『美』に飢えて、美しいものが無性に見たくなる時がある。現在、ビクトリア州のアートギャラリーでボナール展が開催されているので観に行こうとも思ったが、日曜日のアートギャラリーがカオスなのはわかっているから、この展示会は週日に行くことにした。さて、どこに行こう? 思いついたのが、ダンデノン丘陵にある大好きなガーデンの1つ。美しいイングリッシュ・スタイルのガーデンで、パンデミック前はここで撮影した写真をポストカードにして販売させて貰ってい

【詩/写真日記】蘇る時間(トキ)と空間

【君の瞳に映るもの】 光が差し込むその部屋に 足を一歩踏み入れた 突然セントポール大聖堂の鐘が鳴り響く 廃屋となった空間に過去が蘇る 移民が集まるこの街 縫製工場で忙しそうに働く女性達 オフィスから鳴り響くタイプの音 乱雑に書類が散らばるメールルーム 電話交換室から聞こえるのは君の声なのか なぜ外を見つめている その悲しい表情で何を見ている 置き去りにされた時間 君の瞳が語る儚い世界 過去から現在へと 止まるものは何一つとない 君はこの街の歩みを 光も影も全てを 優しく

【写真日記】心踊らせて...

先週の金曜日は、朝から藤花のアーチで有名な ガーデンに出かけた。 しめしめ、ほぼ朝一だから人がいない。 写真を撮るなら今! と、撮り始めていたが、10分もしないうちに 人の波が押し寄せて来てしまった(笑) 長年南半球に住んでいながら、 いまだに季節が逆だということに慣れていない。 北半球で生まれてしまうと、北半球の季節感は一生モノになるのだろうか? 自分の誕生日に藤の花というのが不思議でならない。 日本でならコスモスの花の咲く頃で、 よく誕生日のプレゼントでコスモスの花

【写真】露出アンダーの世界

私の写真は、料理とインスタの写真以外は、大体露出アンダーで暗めに撮る事が多い。若い時分から、こんな感じの物、雰囲気、表現が、「私のアンダー」として好きなのだ。 - オレンジ系の薄暗い部屋、怖美しい、怖可愛い、明るいようで暗く、暗いようで明るい雰囲気、光と影の絵画(レンブラント等)、教会の雰囲気、木々に覆われた暗い森etc...季節なら断然秋か冬。 だから頭の中には自分自身の落ち着くアンダーな世界があり、それを写真という形で再構築していると言える。そして、ヒストグラムに頼る

【写真日記】秋のヤラ・バレー 

5年ぶりだろうか? 以前時々一緒にお写んぽに行っていた友人から突然メッセージが入ったので、久しぶりにメルボルン近郊にあるワイナリー地区のヤラ・バレーに行くことになった。家からさほど遠くはないので、時々ワイナリーのレストランにご飯を食べに行ったり、ふらっとスナップ写真を撮りに行く場所である。外は少し肌寒い雨の土曜日だったが、ヤラ・バレーの美しい秋をしっとりと演出してくれていた。 今回の写真はオールドレンズ、HELIOS-44-2を装着して撮影。 Stones the Yar

【写真日記】雫と冬の光の中で

今年のメルボルンは寒くて長い冬を経験している。 私が住んでいる郊外の町も数日前に-1度まで下がった。 メルボルンは、シドニーなどの他の都市と比べると寒いと言われるが、 東京に比べたらかなりマイルドな冬だと思う。 雪は降らないが、雨が連日降り続いて気が滅入るし、 あちこち体にも不調が出てくる今日この頃。 今日は少し太陽が出ていたので、ダンデノン丘陵に行って少し歩いてきた。 冬の枯れ木が並び、新しい葉や芽が出てくるのを待っている。 こうやって、自然は毎年世代交代しながら成長して

【写真日記】心を浄化する日

昨日は、「心を浄化する日」と称して、大好きなモーニントン・ペニンシュラに行き潮の香りに包まれながらキラキラと輝く海を眺めてきた。 今回もまた、写真を撮るのが目的ではなかったので、フィルターも三脚も持たず気の向くままにスナップショットのみ。 元々、海が苦手だった私。ブリスベンに住んでいた頃は、ゴールド・コーストやサンシャイン・コーストにもよく行ったが、海を好きだと思ったことが一度もなかった。考えてみると、どこもサーフィンができる海で波がそれなりに高くなる。どうも高波に対して恐