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軒先の薔薇。風の夜に生まれるともだち。

なにもうまくいかないな、ぜんぶ自分のせいだな、とキツネは思った。いつになったらおれは自分のことを好きになれるんだろう。キツネはペグをまわしチューニングしてきれいなコードを探してうたを作った。軒先の薔薇、風の夜に生まれるともだち。といううた。キツネはその軒先で身をまるめて眠った。

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