夜の花屋。
闇の深い夜。男は、ここはまるで魂の暗がりのようだと思った。ふと遠くに灯の揺らめきが見えた。近づくと花屋だった。女主人が言った。いらっしゃい。夜だけ店を開けてるの。蝋燭を灯して。朝になれば消えてなくなるの。あなたの魂の暗がりにだけこの花屋はあるの。
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闇の深い夜。男は、ここはまるで魂の暗がりのようだと思った。ふと遠くに灯の揺らめきが見えた。近づくと花屋だった。女主人が言った。いらっしゃい。夜だけ店を開けてるの。蝋燭を灯して。朝になれば消えてなくなるの。あなたの魂の暗がりにだけこの花屋はあるの。
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