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幸いにしておれの幻想は無傷だ。

‪キツネは、「痛い目」に遭って道端に倒れていた。名前の知らない冬の星座が遠くから見ていた。キツネは、さてと、と思った。おれはくたばらないんだよ。少し休めば治る。悲しいとか疲れてるだけなんだ。幸いにしておれの幻想は無傷だ。待っててくれよ、治ったらまたりんごの薫る庭でうたを歌おうぜ。‬

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