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のどが鳴ってしまうよ。

クマが好きになるひとはどこか自分に似ていた。
クマが嫌いなひともどこか自分に似ていた。
自分が好きで自分が嫌いなだけなんだ、と
クマは秋の朝、ため息をついた。
そんなクマに窓辺のネコが言った。
ところであんた、またうたっておくれよ、
よく眠れるんだよ。
のどが鳴ってしまうよ。


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