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つづく海。

いろいろなことはあるけれど
うたや写真をつくりながら探すことは
自分の海を探すようなことで。
それが、不幸か幸福なことかは
よくわからないけれど
ひとまず、不幸も幸福もあまり
それには関係なくて、まして社会も関係ない。
海は寒く曇っていて誰もいない。
胸の奥がきゅっと締めつけられる。


おそらくその海は
いのちが終わっても続いている。
魂はその海にひもづくひとつの波しぶき
のようなもの。
だから一生に意味がなくても
むだでもまちがいでも
たいしたことではなくて
ずっと宇宙にその海があるだけ。
豊かな美しい混沌が波打つ海が
ただ続いているだけ。
音楽でその海に溶け込みたい。

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