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6について

いつの間にか夏至を過ぎていたらしいことを知る
それだけで何故か少し悲しい
夜は好きだが、日が長いのも好きだ
仕事がおわって退勤する19時頃にまだ空が明るいと不思議な非日常感がある
これから徐々に日が短くなっていくことを思うと、ハレがケに戻っていくような気持ちがする
夏が極まる時期というと8月の印象があるが、その頃にはだいぶ日は短くなっているんだと改めて認識すると、夏の正体って本当はいつなんだろうといような気持ちにもなる

最近、6月って結構好きな月かもしれないと思った
つまり梅雨が好きということ
部屋の中で聞く雨の音が好きだ
音楽を流さずに雨の音を聴く
雨の音に合う音楽を聴くのもいい
鈍い色の空、透明な雨、ポツポツとした雨音、叩きつけるような激しい雨音
ただこれといった行事の無い月だからなのか、好きな月かどうかを意識したことが無かったように思う

6という数字にはなんとなく地味な印象がある
派手さがないというか、キレが無いと言うか、良くも悪くも安定しているような印象がある
こどもの頃サッカーをしていたことも関係があるかもしれない
7番や9番は攻撃の花形で、背番号に付けたがる人が多い
6番はどちらかというと守備的という位置づけで、一桁台の背番号の中でも特に印象がない番号だと勝手に思っていた
ただそれが却って玄人好みな感じがして、自分は好んで6番を付けていた

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