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疲れたお母さんのレメディ~ シイピア

イギリスの学校で、通信でホメオパシーの勉強を始めて一年が経とうとしています。
三日坊主のわたしが、ここまでよく続いたなあと感心する傍ら、一年目の勉強を1年以内に終わらせられなかった自分に嫌悪感を感じています。笑

ホメオパシーって、自分ではわかっていたようで全然わかっていなかった。治癒に関する考え方、レメディの処方の仕方など、今までの自分の考え方を覆してくれるのがホメオパシー。あまりにも奥が深くて抽象的な学問ゆえに、個々のセンスが問われるから、自分には合っていないんじゃないかと挫折したことも、この一年で何度あったことか!笑

わたしが学んでいる学校では、ホメオパシーは芸術だと、先生がおっしゃっています。自然療法が芸術?ってどうかもしれませんが、確かに、人間の体と、不調と自然界って密接していて切っても切れないものなんですよね。森林浴をするとストレスが解消されたり、なんていうのはいい例ですね。人間の感情や不調が、いかに自然とつながっているのか。ホメオパシーを学ぶ上でそんなことをよく考えさせられます。

4年課程のコースで一年目の私が学んでいるのは基礎の基礎。最も一般的なレメディを学びます。その中でちょっと衝撃的だったシイピアを今回はご紹介したいと思います。

シイピアはイカ墨からできたレメディ。そう、イカ墨笑
レメディの勉強してると、とんでもないものから作られたレメディが多くてびっくりすることが多いですが、ホメオパシーの根本は同種療法。同じようなものが治癒に働きかける、という、私たちに馴染みのある西洋医学とはちょっと違う考え方です。

特徴としては、典型的な疲れたお母さん。
少女の時は踊ったり体を動かすことが大好きでとっても愛想がよかったのに、結婚して子供ができると、愛情のない冷たくてイラついた女性に変貌してしまうのです。子供のことは愛しているのになぜか冷たくあたって、子供がどんなに泣いても無関心になってしまい、夫に対しても優しくしたいのに顔を見ると愚痴をぶちまけて嫌味ばかり言ってしまう。女性らしさを感じず意気消沈し、やる気も出ないし疲れも取れない。母親や妻である前に、女性である、という事実を蔑ろにしたり押しつぶしたりしまっていると、夫に煙たがられる妻に変貌してしまい、「夫は私のことをわかってくれない」と涙することになるのです。ね?典型的な疲れたお母さんでしょう?笑

こういうお母さんって、現代ではとっても多いはず。核家族化が進んで、なんでも全部背負い込もうとしてキャパを超えてしまって灰になってしまう。こんな症状をお医者さんに話しても、お医者はどう助言するんでしょーか笑 精神安定剤とか処方されちゃったら、一時的には良くなっても根本的な問題は解決してないので長く苦しんでしまうのではないのでしょうか、、、?

わたしも一時期シイピアな時期があってレメディをとっていた時期があります。夫の顔を見るなり文句をだーーーっとぶつけて嫌な顔されてるのに黙らない。子供をネチネチ叱って泣いてるのに可哀想だとも思わない。自分はダメな母親だと、夜な夜な泣いていました。処方の方法はいろいろあるのですが、手持ちのレメディをしばらくとって、少しずつ徐々に改善していきました。

ホメオパシーはエネルギー療法なんですね。同じ波長のもので治癒を促す。この考え方を念頭に置いて自分の状況にピッタリ合うレメディを選ぶことは簡単ではありません。
もしあなたが典型的な疲れたお母さんであっても、ホメオパシーは全体像からレメディを選択するので、症状によってはシイピアが一番必要なレメディではないこともあるんです。

ここら辺が今わたしが学んでいるところで、本当に難しいところなんです。わたし、良いホメオパスになれるでしょうか?笑(いや、なれますように!)

もしあなたも、もしかしたらシイピアが必要かな?と思い当たる節があるなら、経験豊富なホメオパスさんに是非相談してみてくださいね♪

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