第①回【枕詞大賞】《故事製語》部門
👑〈嘘をつけば泥棒のはじまり、正直いえば鍵師のおわり〉
(嘘をつけば泥棒のはじまり)※元ネタ
⇒鍵師が「鍵という鍵を開けられるわけではない」と嘘をつけば泥棒のはじまり、「鍵という鍵を開けられるに決まってる」と正直に明かせば鍵師稼業はが泥棒を疑われる。
転じて、マッドサイエンティストのように専門性の高い知識や能力を持つ者はそれを悪用する余地が生じるジレンマのことを指す。
2〈一人抱けば人でなし、百人抱けば英遊〉
(一人殺せば人ごろし、百人殺せば英雄)
⇒女遊びは一人だけ抱くと人でなしだが、百人抱けば讃えられる。
3〈真相は闇鍋の中〉
(真相は闇の中)
⇒具材が何かわからぬまま食べる闇鍋、何食べたか真相は闇鍋の中。転じて、何が何だか知ることができぬまま行動すること。
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〈次点〉
◇〈蛙の子は蛙ではなく御玉杓子、鍵師の子は鍵っ子ではなく泥坊猫〉
(蛙の子は蛙)
⇒蛙の子は蛙ではなく御玉杓子であるように、鍵師の子も鍵っ子とは限らない。転じて、安易な思い込みをしてはいけないことを示す。
◇〈西洋の日本猿真似に烏帽子かぶせ〉
(猿に烏帽子)
⇒バレンタインやハロウィンなど、海外の風習をなんでも積極的に取り入れるものの、外面や表面的なところばかりで中身が伴わないこと。
◇〈渡りに屋形船〉
(渡りに船)
⇒家に帰りたくないと思っていたら最寄り駅の駅前に屋台が出ていたこと。転じて、普段は利用しないが時と場合により見つけたら重宝するもの。
◇〈七転八踏〉
(七転八倒)
⇒よろけながらも街から街へと歩いて踏破していく様子。
◇〈裏切りの裏切りは表義理〉
⇒誰かを裏切って敵対する人間の味方についても、そこでもまた裏切れば表側・表向きは義理を果たしたことになる。
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〈圏外〉
◇〈死屍に機関銃〉
◇〈武士は買わねど低値踏み〉・〈武士は食ったら高調子〉
えー、「一字千金」という故事ことわざもありますが、【まくら✖ざぶとん】を〈①⓪⓪⓪文字前後の最も面白い読み物〉にするべく取り敢えず①⓪⓪⓪作を目指して積み上げていく所存、これぞ「千字千金」!以後、お見知りおきを!!