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ワインの昔ばなし

ワインの歴史について書いてみよう!
と軽く言っちゃいましたが
改めて調べてみたりしていたら
深過ぎていきなりの挫折感が
襲ってきました(泣)

でも、まぁ気を取り直し少しづつ書いてみたいと思います

皆さん、ワインと言えばフランス!
ですよね〜
と言うことは
フランスが発祥の地と思いますよね

実はその事にはローマ人の
ガイウス・ユリウス・カエサル
(ジュリアス・シーザ)が大きく関わってきます

そっかぁローマだったのか!・・・
って思ったあなた、、、浅いです(笑)

このカエサルがローマの内戦時に
宿敵ポンペイウスを追って
アレクサンドリア(エジプト)へ向かったのが紀元前48年ごろで
この時すでにエジプトでは
ワインは造られ飲まれていたのです

いろんな文献によると紀元前5000年ごろ現在のイラクにあたるメソポタミア地方の
チグリス川上流地域で
メソポタミア文明を築いたシュメール人が
書いた伝説「ギルガメッシュ叙事詩」に
労働者にワインを振舞っていた記述があったり
ワイン造りで使用されていたと思われる
石臼やブドウ畑の痕跡が紀元前5000年頃の遺跡から発見されています

紀元前5000年!? 
す、す、凄い、そんなに昔?

いやいや、遡ること1000年の紀元前6000年ごろのワイン醸造痕が
2017年に発見され、現在これが最古とされています

この遺跡の場所はジョージア(旧グルジア)で
アンフォラと言う素焼きの壷を地中に埋めて
ワインを造っていたと言う醸造所跡になります

また、この伝統的な製法「クヴェヴリ」は
2013年ユネスコ無形文化遺産に登録されています

そういえば私がソムリエ試験の勉強をしていた2018年
教本の中で重要視されていたのを思い出しました

ちょっとワインを齧った人であれば
「オレンジワイン」と言う琥珀色したワインが
市場で持て囃されていたのも記憶に新しいと思います

果皮や種の成分などにより現れる
オレンジがかった色調からアンバーワインと
ジョージアでは呼ばれています
いわゆるスキンコンタクト製法ですね

あ!少し話がそれたので戻します

現在では紀元前6000年ごろが
ワイン醸造の最古とされていますが
ぶどうの原種は300万年前から
ワインの発酵に欠かせない酵母は
もっと前の数億年から存在していたので
ぶどうから出来るお酒は人類誕生より
前だった可能性が高いですよね

ワインはメソポタミア地方からエジプトへ伝わり
その事は紀元前3100年から1500年に栄えた
エジプト王朝のピラミッドの壁画にも
工法の様子や嗜んで飲む姿描かれていることで
わかります

紀元前1800年から1700年ごろに制定されたハムラビ法典の中にも日常的に
ワインが飲まれていたことが書かれていたんです
もう今とあまり変わんないじゃんって感じですね

紀元前600年頃には一部のギリシャ人が
南フランスのマルセイユに移り住むと同時に
ワイン造りの技術が伝わりフランスワイン誕生の
きっかけになったとも言われています

ここで、文頭のところで書いたカエサルの話に戻りますが
アレクサンドリアの内紛の時に
自らを絨毯に包んでカエサルの前に贈った18歳のクレオパトラと出会ったという話は有名ですね
きっとその時もワインを飲んだんでしょうねぇ

紀元前55年カエサル率いるローマ軍が
ヨーロッパ侵攻したことで
フランスのブルゴーニュ、ボルドー
シャンパーニュ、アルザスなどの各地に
ワインの製法技術が伝わったということで
南フランスルートとは別になりますね

ローマ帝国時代には貴族たちがより上質な
ワインを求めるようになりフランス
でのワイン造りが加速されたようです
その痕跡を残す名前として
かの有名なロマネ・コンティのロマネ村の
名前の由来はローマに関係し
アルザス地方の銘醸地カイゼルベルグは
カエサルの名前に関係しています

カエサルの死後、クレオパトラは
同じくローマ軍人のアントニウスと結ばれ
アントニウスからキプロスの甘口デザートワイン「コマンダリア」をプレゼントされ
クレオパトラはこのコマンダリアを愛飲していたそうです

長過ぎて疲れました~
これでどうにかワインがフランスまでたどり着きました

いやぁ~長い時間をかけて野生のブドウが私たちに感動をくれるワインに
なったことがわかりましたね

フランスからの歴史については機会があればまた(多分)

最後まで読んで頂きありがとうございました(本当に長かった)

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