EVO Japan2024感想文(2XKOが待ち遠しい)

EVO Japanがやっと興行っぽくなってきた

EVO Japanというイベントは2018年から開催されており、2021年と2022年の2年間は飛んでいるとはいえ、初開催から7年、開催としては5回目となる。

初開催の2018年から参加しているが、当時は『アメリカで開催されているEVOを日本に持ってくる!』というイメージが出来る人がほとんどいなかったように思う。

2018年の実行委員長だったハメコさんはそのイメージが明確に出来ていたからこそ選任されたのだろうと推測しているが、『EVO』というものは大規模なトーナメントが屋台骨とはいえ、様々な要素で構築されているように思う。

公式運営だけではEVOにはならない。プレイヤーが構成する要素というのも中々に大きい。

プレイヤーとして関われる「EVO要素」としては「サイドトーナメント」と「BYOCエリア」だ。この2要素が無ければEVOではないと思う。

2018年当時、この2要素の運営・活用方法を理解している人間は恐らく日本でもかなり珍しかっただろう。

私はこの機を大チャンスととらえて、兼ねてより対戦文化を作りたかった「キャサリン」というゲームの対戦環境を作るために奔走した。

この時、身体も財布も割とボロボロになったが、今でもやって良かったと思う。この場に行けば対戦相手がいるのだ。


EVO Japanみたいな場があると、1年に1回日本全国からゲーマーが大集合する事になる。

そうするとあらゆるマイナーゲームであろうと、対戦相手を集めることが出来る。

BYOCみたいな場はそういったマイナー格ゲーにおいての日本最大の交流の場となっている。スーファミのゲームも対戦出来るし、謎の文豪格ゲーすら対戦できる。

一方で、正直こういったサイドトーナメントやBYOCエリアは楽しいコンテンツではあるんだけども、正直興行としての売り上げを出すのは難しい。

C4LANのようなLANパーティーの面積当たりの席料やレンタル料で考えると、EVO Japanのような規模で何かしようとすると一人あたりの参加費は3万円くらいは取らないと話にならないだろう。

今回のメイントーナメント参加者はのべ約8900人ととんでもない事になっており、それだけの参加者がいた+今年から参加料を取ったので、5回目の今回はやっと興行になってきた感がある。

しかしながら、多分運営全体でいくと全然まだ赤字だろうから、もうちょい参加費取っても良いかもしれない。

2XKO

LoL格ゲーこと2XKOブースに3日間ほとんど居座っていた。

元の想定は1日目、2日目と行列の中何回か並んで、3日目のすいてそうなタイミングでやり込むという流れだったが、謎のやり込み勢用筐体が会場内に設置されており、初日から集中的にプレイする事ができた。

ダリウス:イラオイをプレイしていたが、シンプルかつ強力な攻撃を多数持つダリウスは完全に「今夜勝ちたい」を体現したキャラであり、イラオイは通常攻撃が愚鈍な代わりに触手設置周りのセットプレイとアシストが協力で、やり込みがいがあるキャラに感じた。

初めて触った時の衝撃度は、『ドラゴンボールファイターズ』に勝るとも劣らず、『BBTAG』のトレモをやってる時の面白さがかなりあった。

個人的にかなり好きな点として、

①攻撃側のシステムは見た瞬間に強いのが分かるが、防御側のシステムもとんでもなく強い。特にガーキャンバクステとパリィは性能イカれてるので、ある程度の連携はすぐに対応出来るようになる。

②現在の所、フューリー(1回必殺技ダッシュキャンセル可能)、ダブルアシスト(アシストが2回連続で出せる)、ダブル超必殺(A1ゲージ⇒B2ゲージが打てる)、フリースタイル(アシストと2回交代が出来る)と4グルーヴからチョイス出来るため、ただのキャラの組み合わせ以外にも深みが出る。

③アシスト押しっぱなしでアシストが走る事でアシストの使い方にも幅を持たせてる。

あたりで、とにかく複雑なシステムを投げっぱなしにされた状態で「後は好きにしろよ」という気概を感じる。

ネモさんが報告してたヤスオの表裏連携が削除されてるのを見るに、多分安易すぎる表裏(絶対見えないやつ)は運営の望むところでは無さそうだが、表裏は流石に上段で組まれるのでパリィでいいのかもしれない。

とにもかくにも楽しみだ。
もしかすると終の棲家になるかもしれない。
10年くらい楽しめるといいな

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